おやぢの部屋2
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クリスマス・イヴ
 何年越しかの悲願、山下達郎のコンサートに行ってきました。会場は、達郎が仙台でコンサートをやるときには必ず使う宮城県民会館です。今日と明日の2回公演、それでも、行きたい人が必ずしも全員は行けないという、かなりの高倍率のチケット争奪戦になっていました。開演は6時半、会場は6時ということだったので、6時5分ぐらい前にホールの前に着いたのですが、その前に長蛇の列が、という予想は外れてしまいまいした。客席に入ることは出来ないものの、入口は6時よりもずっと前に空いていたようなのですね。でも、なんだか他の入口で列が出来ています。なんでもそこは「立見席」のための列だったのですね。いったい、どこで手に入ったものなのでしょう。その人たちは、あとでまとめて一番後ろに入って、2列になって立っていました。大変ですね。
 入口では、チケットを切る前に持ち物検査をされてしまいました。カメラやレコーダーを持っている人は取り上げられてしまうのですね。私はそれが分かっていましたから、いつもは肌身はなさず持ち歩いているデジカメとM10は家へ置いてきてありました。せっかくのコンサートで、いやな思いはしたくありませんからね。
 中に入ってみると、グッズ売り場がすでに長蛇の列、という状態でした。この次はもっと早く来なければ。「次」があれば、ですがね。そこで買ったのが、パンフレットと、「せんべい」です。パッケージがかわいかったのでつい買ってしまったのですが、「せんべい」は5枚しか入っていなくて1000円ですって。1枚200円、果たして、どんなせんべいなのでしょう。「まあ、シャレですよ、シャレ」(←今日のMCで、何度このフレーズが飛び出したことでしょう)
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 ロックのコンサートなんか、いったいこの前来たのは何年前でしょう、という感じ、もしかしたらYMO以来かも。ですから、最初はPAの音量にちょっとたじろいでしまいましたね。昔に比べると格段に音のクオリティは上がっているのでかなり聴きやすくはなっているのですが、やはりある程度慣れていないことには、この音圧はこたえます。でも、そんなギンギンの音の中で、お客さんたちは立ちあがりもせず、おとなしく座っていましたね。年齢層も、かなり高め、という感じですから、最初から立ちあがって踊りだす、などということはないのでしょうか。でも、結局は最後には総立ちになってしまうのですがね。
 でも、それからが面白いところで、アンコールを始める段になって、達郎は「まずお座りください」と、いったん全員を座らせてから、やおらばか長いアンコールが始まるという仕掛けです。もちろん、最後には結局総立ちになってしまいます。終わってみれば、始まってからなんと3時間15分も経っていましたよ。
 生で達郎の声を聴いたのはもちろん初めてのことでしたが、今までずっと聴いてきたCDとは全く別の歌い方をしているのには驚いてしまいました。正直、CDでは曲によっては癖があり過ぎて好きになれないものもあったのですが、ライブではなんとも素直な声で、もう完全に圧倒されてしまいましたよ。そして、演奏する姿のかっこいいこと。もう57歳になったんですってね。私も57歳になっても、あのぐらいかっこよくありたいな、と、大いに元気づけられるのでした。
 書きたいことは山ほどあるのですが、アンコールの前に「まだ、半分ツアーが残っているので、ブログや掲示板に書き込むときにはネタバレにご配慮ください」と、「シャレ」ではなくくぎを刺されては従わないわけにはいきません。あ、もうひとつ、「シャレ」でないのに、「小沢のバカ」というのがありましたね。
by jurassic_oyaji | 2010-09-10 23:54 | 禁断 | Comments(0)