おやぢの部屋2
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救援物資
 ご近所のヨークベニマルの数量制限が、15品目から20品目に増えたそうです。その中にはお弁当やお総菜は含まれないといいますから、まずは必要なものや大体買うことは出来るレベルになったようですね。職場に歩いて通う途中に「自然野菜」を売っているお店があるのですが、この前は1個390円だったキャベツも240円に下がっていましたね。足元を見る商売も、きちんと見極めるようになっています。消費者は。かと思うと、北仙台駅前では、なんだか怪しげな一団が「投げ込みヒーター」を売ってました。浴槽に水を張って、これを入れて電気でお湯を沸かす、というものです。なんだかチャチな、実際にお風呂を沸かすのには何時間もかかりそうなガラクタを、なんと2万円近くで売ろうとしているのには、呆れてしまいます。もちろん、そんなもの、誰も買おうとはしていませんでしたね。
 そんな風に、確実に必要なもの(必要でないものも)が割と簡単に手に入るようになってきたのに、ガソリンだけはまだまだ楽に買えるような状態にはなっていません。朝の3時からスタンドの前に並んだとか、わざわざ高速に乗ってサービスエリアで給油してきたとか、相変わらず異常な話がまわりでささやかれています。私としては、もうあの4時間半待ちの給油などということは2度と体験したくないので、ひたすら歩いてガソリンを節約、待たなくても買えるようになるまで持たせようと思っています。
 交通機関も、東京まで行く新幹線は相変わらず使えませんが、どうやら4月下旬には全線開通する予定、という力強い見通しも発表されていましたね。つまり、連休前にはなんとしても復旧させるのだ、という意気込みなのでしょうか。あの「はやぶさ」はデビューから1週間もしないうちにお蔵入りになってしまいましたが、今はどこでどうしていることでしょう。錆ついて、最高速度が出なくなってたりして。でも、これで「ラ・フォル・ジュルネ」を聴きに行けるようになるかもしれませんね(笑)。
 そんな不自由ななか、わざわざ富山からたくさんの救援物資をかついで、妹夫婦がバスで仙台まで来てくれました。「必要なものは何でも持って行くよ」とは言われていたのですが、まさか電気鍋なんかを頼むわけにはいきませんから、とりあえずカセットボンベがたくさんあれば、というリクエストだけは送ってありました。それが実家に届いているので、取りに来て、という連絡があったので行ってみると、それは段ボール箱いっぱいの膨大なものでした。
救援物資_c0039487_22274863.jpg

 これがうちの分、その他にも実家の分もありますから、いったいどんだけの荷物になっていたのでしょう。全く、感謝の言葉もありません。中でも、カセットボンベが9本もあったのには、本当にうれしくなってしまいました。これで、ほとんど普通と変わらない調理が出来るようになるのではないでしょうか。別に、私が作るわけではないのですが。なんせ、都市ガスの復旧状況が、当初期待したほどには早まらなかったので、これは助かります。
 もはや、このガス局のサイトを覗くことは、毎日の日課になっています。進捗状況のテーブルなど、しだいに項目が増えて行ったりして、確実になにかを伝えようという気持ちが伝わってきます。毎日毎日「開栓」の地域が広がってくるにつれて、早くその中に自宅の地名が出て来ないかと期待しているのですが、今日あたりやっと「北中山」あたりが入ってきましたから、あと3、4日、という感じでしょうか。なんか、プレゼントを指折り数えて待っている少年のような気分です。休日返上で作業にあたっている2000人近くの人たちは、サンタさんでしょうか。
 でも、過度の期待は禁物。「すぐガソリンが入ってきます」と言っていた時の県知事はまさにサンタさんでしたが、そんな約束が空手形だったことが分かってしまうと、ただのほら吹きにしか見えてきません。いや、もっと凄い「ほら吹き」が、いっぱいいましたね。
by jurassic_oyaji | 2011-03-28 22:27 | 禁断 | Comments(0)