おやぢの部屋2
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石巻市民交響楽団
 WOWOWが10月からフルハイビジョンによる3波放送を開始することは、新聞などでも大々的に宣伝されていますね。私のように契約している人に対しては、毎月番組表が送られてきますから、その実態をさらに詳しく知ることが出来るようになります。それによると、放送開始の10月1日には、METから「生中継」が行われるのだそうです。すごいですね。民放でオペラの生中継なんて。もっとも、これはMETがずっと行っている「ライブ・ビューイング」をそのまま使って、いかにもWOWOWが「生放送」しているように見せるだけのものなのでしょうがね。それでも、日本では映画館や、たまにはNHKの放送で「生の録画」しか見られなかったのですから、これは画期的なことです。もちろん、それが何回も続くということではないのでしょうね。「生」は、おそらくこれ1回きり、でも、そのあともなんだか毎週「オペラ」を放送する予定が組まれていますよ。これはなかなか楽しみです。
 しかし、こんなクラシックをWOWOWが放送することに関しては、過去に苦い思いを味わされていますから、油断はできません。そもそも、私がWOWOWと契約しようと思ったのは、その頃は確か月1回ベルリン・フィルの定期演奏会のライブを放送していたからなのですよ。これはかなりおいしい話でした。しかし、それは長続きすることはなく、いつしか「ベルリン・フィル」は番組表から姿を消してしまっていました。やはり、そういうマニアックなことを続けるには、民放としてはいろいろ苦しいことがあったのでしょう、というのは、かなり良心的な解釈で、これははっきり言って「騙された」こと以外のなにものでもありません。
 ですから、今回の改変でオペラがプログラムに加わったからと言って、それでこの放送局が過去に行った「詐欺」を赦せる気にはなりません。どうせ、いずれは、オペラなんか全く扱わなくなってしまうのは間違いのないことなのですからね。まあ、とりあえずMETの「リング」だけでも全部録画し終わるまでは、この路線を貫いていてほしいものです。
 合唱コンクール東北大会に続いての怒涛の音楽漬け3連休の後半は、末廣さんとのニューフィルのリハーサルです。そこでは、たびたびその「ベルリン・フィル」が登場していましたね。つまり、音楽は指揮者ではなく、あくまで演奏家自身が作るものだ、というのですね。ベルリン・フィルなどは、そういうことが出来ているのだ、ということを、こともあろうにブラームスのフィナーレの変奏の、フルートの大ソロが出てくるところを「教材」にしてやり始めたのですから、大変です。ここは、「ソロ・フルート」と、「オケ全体」とのやり取りなのだそうです。すべての(と言っても、編成は少なめですが)オケは、フルート1本を相手にして、お互いを聴きあってアンサンブルしなさい、ということで、本当に指揮をしないで、我々だけで演奏させられたりしましたよ。これはものすごいプレッシャーですよね。オケには「いい音で」と要求しています。当然、私にもそれに見合うだけの「いい音」が要求されるのですからね。もしかしたら、末廣さんは本番でもここでは指揮をしなかったりするかもしれませんよ。なんせ、彼は「カルメン」の「間奏曲」で、ハープの前奏が終わって私のソロが始まったら、指揮をやめてしまったという「前科」があるのですからね。
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 そこで、オーボエのIさんから、トラでオーボエ・ダモーレを吹く東京のアマオケの演奏会のチラシをもらいました。なんでも、被災地の石巻市民交響楽団からもトラが参加、その中にニューフィルの団員もいるのですね。さらに、石巻のメンバーによる室内楽が、開演前にロビーで演奏されるのだそうです。実は、そんな話を前に聞いていて、そのメンバーの中に、知り合いのフルートのKさんもいたのですね。なんだか、聴きに行きたくなってしまいましたよ。東京まで。
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by jurassic_oyaji | 2011-09-25 20:35 | 禁断 | Comments(0)