おやぢの部屋2
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BERNSTEIN/West Side Story
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50th Anniversary Edition Box Set (BD)



映画版「ウェストサイド・ストーリー」が公開されたのは1961年のことでしたから、今年は「50周年記念」という年になるのですね。いやあ、あの名作が出来てから半世紀ですか。すごいものです。
この映画は、日本でも同じ年の末に公開され、なんと2年間ものロングラン上映を記録したそうです。そんなに長い間同じ映画がかかっているなんて、今ではとても考えられません。仙台でも、「東北劇場」という、スクリーンはばかでかいのに、客席はボロで、床に傾斜がないために前の人の頭がとても邪魔になる映画館で上映されていたはずです。映画館の前には常に長蛇の列が出来ていたという、これも今では考えられないような現象が繰り広げられていました(その中には、とおくから来た人もいたのでしょう)。
パッケージ・メディアとしても、VHSDVDは当然リリースされていましたが、「50周年」を記念してついにBDが発売されました。アメリカ版は、スタンダードの装丁の他に、「おまけ」がたくさんついたボックス・セットがあったので、迷わずそちらを注文です。なんせ、公開時のチラシのミニチュアが、日本版も含めて10枚も付いてくるのですからね。日本版BDももう少ししたら発売されるのですが、それはボックス・セットのみの限定バージョン、しかも、マスターがアメリカ版とは別のものというのでパスです。日本語吹き替え版は、部分的にカットされていて、そこだけセリフがないというお粗末さですし、値段も、日本版はAMAZON価格でも\5,118なのに、アメリカ版は送料も含めて$54.97なのですから、ずっとお買い得。ネックは、日本語字幕がないことですが、何十回となく見てセリフはすべて頭に入っていますから、なんの問題もありません。いざという時には、英語の字幕を見ればいいのですから。
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このBDの画面を見ていると、下手に映画館で見るより楽しめるのではないか、というほどの気になってしまいます。一度、最新リマスター版というのを劇場で見たのですが、それはあるシーンだけ画面の真ん中に黒い点がずっと出ていましたし、もう少しましなものを見た時でも、リールの変わり目ではちょっとストレスを感じてしまいました。場合によっては、映写機の光が弱くて、ずっとうす暗いスクリーンを見続けないこともありますし。
なぜか、このボックスには同じマスターのDVDが同梱されています。今はDVDプレーヤーしかもっていないけれど、将来はBDプレーヤーを買いたいという人のための配慮なのでしょうか。しかし、BDを見た後にこのDVDを見てみたら、そのあまりのクオリティの低さに唖然としてしまいました。この現状を知ってしまっては、もうDVDには戻れません。不思議なことですが、アメリカ版の場合DVDは日本版とはリージョン・コードが違うのですが、BDの場合は同じなのですね。なぜなのでしょう。不思議と言えば、BDを再生すると「プレーヤーは常にアップ・デートしてください」とか、「複製はなんたら」といったコメントが日本語で表示されていました。日本語字幕は出ないというのに。
ボーナス・トラックに、スティーヴン・ソンドハイムが自ら語っている曲目紹介が入っています。これは、もしかしたら本編以上に貴重なものなのではないでしょうか。なんせ、この名曲たちを作ったご本人が、その曲が作られた経緯を事細かに話しているのですからね。それによると、まさにこれらの曲はバーンスタインとの「共同作業」の末に出来上がったことが良く分かります。さらには、バーンスタインは、別の作品から多くの部分を引用していたという「秘話」まで語られています。「アメリカ」に使われた「ウアパンゴ」という、ヘミオレを多用したリズムは、別の作品に使うためのスケッチが最近見つかったとか、まるで「音楽学」のような興味深い話が満載です。

BD Artwork © MGM
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by jurassic_oyaji | 2011-12-03 22:31 | 映画 | Comments(0)