おやぢの部屋2
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天井カメラ
 おととい、「ニューイヤー・コンサート」の映像で、天井近くから撮っているカメラが動いているケーブルを見つけた、と書きましたが、あれからさらにしつこく探し回り、ついにカメラの本体を発見することが出来ました。これが、その画面です。
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 赤丸の中がカメラ、そこを拡大すると。
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 確かに、ケーブルの上を移動するケーブルカーのようなものから、カメラの本体がぶら下がっていますね。これでやっと肩の荷が下りました。なんてバカなことばかりやっているのでしょう。
 ちょっと調べてみたら、このカメラは「CAMCAT」というものなのだそうです。そのサイトに行ってみると、最新のニュースとしてこの「ニューイヤー」のことが紹介されていました。要するに、このメーカーと映像監督のフィービッヒが協力して、こんな屋内のコンサートでも使えるような機種を開発したのでしょう。そして、その一つ前のニュースには、同じくフィービッヒが手掛けた去年の夏のウィーン・フィルのシェーンブルン宮殿でのコンサートがありました。ということは、あのとき「禁断」に書いた「空撮」ではなく、やはりケーブルを張り巡らしていたのですね。確かに、動きが滑らか過ぎますからもしや、とは思ったのですが、暗いせいもあってケーブルは見つけられませんでした。
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 さっきの「CAMCAT」のサイトには、このコンサートの時の写真もありました。
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 確かに、ばっちりケーブルが張られているのが分かりますね。ということは、これだけ広いところでも、恐ろしく長~いケーブルを敷設して撮影を行っていたのですね。なんという力技なのでしょう。これだったら、クレーンみたいにじゃまになりませんから、これからはこちらが主流になって行くのでしょうか。しかし、このケーブル工事は、ものすごい手間とお金がかかるでしょうから、よっぽど予算のあるイベントでもない限りなかなか難しいのではないでしょうか。今回の「ニューイヤー」でも、ケーブルの端に足場のようなものを組んでいましたからね。というか、そもそもクラシックのコンサートでは、こんな高いところを移動するような映像なんて、そんなに必要とはされないでしょうしね。
 ですから、これが活躍するのは、もっぱら大人数が集まるドームやアリーナのコンサートなのでしょう。ワイドショーで年末にあちこちで行われたカウントダウン・ライブの模様を流していましたが、そこでははっきりこの「CAMCAT」が大活躍しているのが分かりましたね。
 いや、そもそもこんな移動カメラが使われていたのは、スポーツ中継だったはずです。陸上選手の横をものすごいスピードで並走しているカメラとか、考えてみればたくさん目にしていたことを思い出しました。あの技術が、最近になってコンサートでも使われるようになった、ということなのでしょうね。
 「ニューイヤー」では、あのムジークフェライン・ザールの立派なシャンデリアの間を、このカメラが走っていました。そこで、至近距離からシャンデリアを見ると、中には裸電球が点いているのですよね。これはちょっと興ざめ。クラシックのコンサートで初めて、天井からの映像を撮ることに成功したフィービッヒは、同時に、決して見てはいけないものまでも見せてしまっていたのです。
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by jurassic_oyaji | 2012-01-04 22:09 | 禁断 | Comments(0)