おやぢの部屋2
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都民響と、山下達郎シアターライブ東京編
 きのうは、2つのイベントに参加するために、東京まで行ってきました。一つはオーケストラ、もう一つは映画です。それぞれ、上野と新宿と離れていますから、移動手段も含めて、綿密にスケジュールを練っておきます。というのも、最後に新宿で映画を観終わった後、急いで東京駅に向かわないと最終の新幹線に乗り遅れてしまうからなのですよ。上映時間の都合で、そんなことになっていたのでした。それは、終わりだけではなく始まりもタイト、ネットで取ったチケットを前もって引き換えなければいけないのですが、込み合うことが予想されるので早目に来い、という指示が出されていましたからね。
 ですから、少しでも早く東京に行っておこうと、30分早い新幹線に車両変更してみました。そのチケットを見てみると、
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 なんと、「一番いい席」ではありませんか。なんと幸先の良い。でも、実際は一番前の壁際、足は伸ばせないしサービスの雑誌も置いてない、ちっとも「いい席」ではなかったんですけどね。 
 気を取り直し、東京に着いたらまず映画のチケットの引き換えだけ済ましておこうと、夜のシミュレーションも兼ねて逆方向で、東京駅から地下鉄丸ノ内線で新宿三丁目に向かいます。そして、すぐ前に出るという「C1出口」から出てみると、本当に目の前でした。結構な雨が降っていたのですが、濡れずに行けて、しかも交換機が1階の入ってすぐのところにたくさん並んでいたので、すぐに済んでしまいましたよ。やっぱり幸先の良いスタートです。
 今度はJRで上野に向かおうと、新宿駅から中央線で東京駅まで行って、乗り換えようと思ったら、そこに、いつも前を通るたびに気になるカレー屋さんがあったので、入ってみることにしました。食券を買う時に、カツカレーが1280円というのは高すぎる気もしましたが、まあ、きっとおいしいのでしょう。ところが、出てきたのは確かにカツカレーでしたが、そのカレーはまさにただの「カレー」、肉も野菜も全く入っていません。隣の人が食べている「ビーフカレー」には、大きな肉が入っているというのに。つまり、カツがあれば肉や野菜は要らないだろうというポリシーなのでしょうね。がっかりです。そこからすぐ改札を出て、新しくなった東京駅を撮影です。
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 上野では東京文化会館で都民響の「復活」を聴きます。もちろんマーラーです。もちろん末廣さんの指揮です。ここには何回も来ているので、チケットの交換のコツもつかめてきました。あまり早く行くと、前の方にしか座れないのですね。私は写真を撮りたいと思っているので、出来れば高いところがベター、行った時にはもう殆ど交換の列はなくなっていましたが、そこで希望を言うと、なんと4階席の1列目、しかも通路側がもらえましたよ。これは、写真を撮るには最高の席です(本当は撮影禁止なのでしょうが、演奏が終われば問題ないでしょう)。これが、その成果です。
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 今回の演奏の最大の興味は、キャプラン版を使っているかどうか、でした。始まる前にステージのそばに行ってみると、パート譜はかなり古い貸し譜、これは絶対キャプラン版ではありません。ところが、実際の演奏は、こちらで書いたようなチェックポイントでは、キャプラン版の、すべての音符を音にする、というものでした。つまり、合唱の補助としてトロンボーンや弦楽器、さらに後半はソプラノ・ソロとユニゾンでフルートやオーボエが演奏されるというやり方でした。あとで末廣さん自身にメールで確認したら、やはり「楽譜は古いエディションだが、キャプラン版の重要な変更は反映させた」ということでした。
 合唱は、もちろんこの広いステージですから最初から出てきてずっと座っていました。キャプラン版の指示ではそのまま座って歌い出すのでしょうが、ここではその前に立ちあがりましたね。さっきのような配慮で、合唱のピッチが、この前の仙台(や山形)のように、ア・カペラの間におかしくなってしまうことはありませんでしたが、ちょっと声が乱暴、というか、生の声がそのまま聴こえてしまったのは、ちょっと、でした。その前の楽章のアルト・ソロは、しっかり楽譜通りにアタッカで入りましたが、この人もなんだか声の質が私のイメージとはちょっと違っていましたね。オケは、弦楽器は完璧なのですが、金管が肝心なところでちょっと許容の限界を超えるほどのミスを重ねていたのは残念でした。この曲をアマチュアが演奏するのは、やはり大変なことなのですね。末廣さんはもっともっとオケに期待していたのでしょうが。打楽器がバンダとステージを何回も行き来していたのも、ちょっと目障りでした。このオケだったら、もっと贅沢に人を集めることが出来そうなものなのに。まあ、でも、なかなか機会のない「生」の「復活」は、やはり感動的でした。
 そして、最後のメニューは新宿バルト9で、達郎のシアターライブです。仙台で見ているのに、とお思いでしょうが、ちょっと仙台は音響に不満が残ったので、「本場」の音を確かめたかったのですね。たまたま最終日が都民響と重なっていたので、来ることにしたのは先日書きました。9階までエレベーターで上ったあと、さらにエスカレーターで13階まで行かなければならないとんでもないロケーション、これは帰りはみんな一斉に殺到するのでしょうから、ちょっと大変です。
 肝心の音は、仙台とはまるで別物でした。本編の前の予告編からして、今まで「映画館」では一度も聴いたことのないような澄み切った音です。ですから、達郎も、仙台ではとてもひどかった前半、80年代のライブの音が、見違えるようにすっきり聴こえてきました。これが、本来のマスタリングの音なのですね(達郎は、ここでマスタリングのチェックをしたそうです)。もうすっかり満足、これを聴いてしまったら、もはや仙台MOVIXではライブは見れません。まあ、そんな機会もないでしょうが。
 2度目を見て、この前のレビューではいい加減なことを書いてしまったことに気づきました。「希望という名の光」にはピアノのイントロなんかありません。あれは「ずっと一緒さ」とごっちゃになっていたんですね。訂正させてください。今回私の左隣に座っていた女性は、「希望~」のMC部分で涙を流していましたね。ほんと、それに続くメドレーなども、もう最高です。
 終わりに近づくにつれて、帰りのことが心配になったきました。さっきのエスカレーターなどを見ると、あまり遅く出たのでは混雑に巻き込まれて降りるまでに相当時間がかかりそう。出来れば、終わると同時に抜け出したいと思うようになっていたのですが、チケットは一番いい席を、と、ど真ん中を買ってしまいましたから、通路に出るには一番遠いところです。右隣の男などは、靴を脱いで足を伸ばしていますし、ここのシートは背もたれ部分の後にフックが付いていて、そこに荷物を吊れるようになっているので、進路はかなり狭くなっています。それでも、仕方がありません。エンドロールがすべて終わったところで私はやおら立ち上がり、そんな狭いところをむりくり通り抜けて、誰よりも先にシアターを後にしたのでした。
 おかげで、東京駅には余裕を持って着けました。私が乗るのは最終の「やまびこ」ですが、まだ入線もしていませんでした。ところが、「仙台行きの最終がホームに入ります」というアナウンスに乗って入って来たのは、あのE5系、乗りたくてたまらなかった「はやぶさ」の車体ではありませんか。
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 こんなうれしいことで締めくくれるなんて、今回の日帰り一人旅は大成功でした。
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by jurassic_oyaji | 2012-09-03 22:12 | 禁断 | Comments(0)