おやぢの部屋2
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仙台ニューフィル第55回定期演奏会
 きのうは、ニューフィルの定期演奏会の本番でした。懸案だった4楽章のソロもなんとかなりそうな見込みもつき、久々の大ホールでも演奏会を楽しんできました。
 一番心配だったのは、入場者数でした。なんせこの日は土曜日であると同時に「文化の日」なものですから、すでに他の予定が入っている人が多く、私のまわりでも同じ時間に別のところである合唱の演奏会に行く人やら(これは愚妻)、合唱の練習がいわき市で行われるのと重なっている人とかいたものですから、はたしてどのぐらい入ってもらえるのか心配だったのですね。一応Facebookでも30人ぐらいをご招待したのですが、来てくれると連絡のあった人は4人だけでしたし。
 まあ、でも、じつは4人も来てくれるなんて、全く思っていませんでした。ありがとうございます。でも、せっかく来たのにチケットがなければ何にもなりませんから、しっかり封筒に名前を書いて受付の人にお願いするのを忘れてはいけません。しばらくすると、全部の封筒を机の上に並べたので、そこにもしっかりあることを確認です。私の封筒は、ちょっと色の濃い茶封筒だったのですぐ分かります。
 ゲネプロの通しが終わったところでお弁当を食べたら、今回はロビーコンサートがあるのでそれを聴きに行きます。「サクラ」ですね。ちょうどさっきの置きチケットが見えたのですが、開場の前からもう渡し始めていて、私の封筒はすでに3枚なくなっていました。早々と来てくれたんですね。そのうちの一人は、そのロビコンを聴いていたので、さっそくご挨拶。その他にも、たくさん知り合いに会えました。普段はこの時間はステージ裏にいるので、まず会えないのですよ。
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 きのうは本番前にステージのセッティングをしたのですが、椅子を並べてそこに譜面台を置いて行くと、ハープのための譜面台がないことに気づきました。本番になってフルメンバーがそろったら、団にある譜面台では足らないほどのメンバーが集まっていたのですね。実際は97人がステージに乗っていました。そんなにいたんですね。
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 ですから、ヴァイオリンはものすごい密度、いつもはスカスカの木管から見て右側には、こんなに人があふれていましたよ。こんな風景が見られるのが本番の日だけ、というのが、ちょっと悲しいところです。
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 最初の短い「葬送行進曲」の後で休憩が入ることになっていたのですが、なんか実感がなかったのか、なかなかハケなかったり、ブルックナーの後でもアンコールを期待している人が多かったりとか、いつのも演奏会とはちょっと勝手が違ったところはありましたが、演奏は本当に集中力が最後まで切れない素晴らしいものだったのではないでしょうか。でも、指揮者の末廣さんは、前々回のマーラーの時と同じように、本当に力を出し切って疲れ果てた、という感じで、打ち上げの席に座っておられました。文字通りの熱演でした。
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 その末廣さんに、恐る恐る話しかけたら、今日のプログラムをまだもらっていないというので、団長に聞きに行ったら、なんと、プログラムはもうなくなってしまったということでした。いや、その前に今回は「1000部」印刷したという話を聞いて、それでは少ないのではないかという気がしていたのですが、それが現実になっていたのですね。まさに「うれしい誤算」でした。あとで実際の入場者数を聞いたら、903人でした。このところ700台とか、へたをすると600人を割ったなんてありさまでしたから、久しぶりの快挙です。やはり、交通の便の良い県民会館だと、きちんとお客さんは集まるのですね。
 今日になったら、もう演奏会のCDとDVDが出来上がって、自宅に届いてしまいました。実は、私はちょうどフルートが当たる場所に口内炎が出来ていて、ちょっと不本意な出来だったのですが、これを聴いてみるとほとんど分からないぐらいの傷だったので、まずは一安心です。もうあさってからは、今度は「第9」の練習が始まりますから、頭を切り替えて頑張らねば。
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by jurassic_oyaji | 2012-11-04 20:56 | 禁断 | Comments(0)