おやぢの部屋2
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三善晃の合唱宇宙
 1年ぶりに、合唱のコンサートに参加してきました。1年前は仙台フィルとのモーツァルトレクイエムでしたが、今回は三善晃の作品だけを集めたコンサートです。
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 よく知られているように、今年は仙台藩の命を受けてヨーロッパに渡った支倉常長が石巻から出帆してからちょうど400年となる記念の年です。そこで、仙台市が、1999年に制作した三善晃の唯一のオペラ「遠い帆」を、今年の12月に上演(再々演となります)することになりました。こちらは、キャストも決まり、合唱団のオーディションも終わって、すでに本番へ向けての練習が始まっています。そこで、このオペラ上演を盛り上げるためにプレ企画として、オーケストラによる三善作品を紹介するコンサートと、ほとんどが合唱で出来ているようなこのオペラのルーツを探るための、三善の合唱作品だけのコンサートが開催されることになりました。
 実は、オペラの初演と再演の時には、愚妻が合唱団のメンバーとして参加していました。その時に合唱指揮として指導にあたった人が、私がこの間まで入っていた合唱団の指揮者だったのですね。当然、今回も合唱指導にあたっていますが、今回の合唱のコンサートでも企画や構成を担当していました。もちろん、私がいた合唱団もコンサートには出演することになります。
 まあ、そんな経緯は風の噂で伝わっては来ましたが、それに私自身が参加することになろうとは夢にも思っていませんでした。ただ、こんなコンサートがあるので興味があれば参加してください、というような連絡は届いていましたね。でも、別にもう合唱からは足を洗った身としては、ただ聞き流すだけでしたね。でも、しばらくして、合唱団の人から直接電話がかかってきて、あまりにも人数が少なく、前日と当日だけでもかまわないから、ぜひ出て欲しいということを、かなり切羽詰まった様子で言ってきました。確かに、その曲は実際に歌ったことがありますし、人数が少なくてはとても様にならない曲だというのも知っていましたから、まあ本番の日はなにも予定がなかったので、引き受けることにしました。
 それで、いくらなんでも本番前のリハと本番だけではみんなに迷惑ですし、私自身も歌うからには納得のいくものを歌いたかったので、この前の淡路島の旅行を少し早めに切り上げて、1週間前の練習にも参加することにしたのです。メインの曲は、一応6声部ですが、それぞれのパートがさらに2つに分かれているところもあって、実質的には12声部必要です。ところが、練習に行ってみると、私の「2群バリトンの上」というパートは私一人しかいませんでした。いや、正確にはもう一人いたのですが、その人は音もリズムも正しく歌うには相当の修練を要する人なので、全く当てにできません。というか、私が正しいと思っている音とは全く違う音を常に出しているので、歌っていて自分の音にも自信がなくなってしまうほどなのですね。
 ですから、それから1週間、他の人がどんな音を出しても決して惑わされることのないぐらいに、徹底的に音取りをやってみました。きのうと今日は、もう少し人数が増えていましたが、「上」の人はやはり微妙に音が狂っています。もうこうなると孤軍奮闘ですね。音楽を作る以前の話です。同じパートの3人の音がみんな違うんですからね。
 まあそれでも、本番では並び方が変わって、少し歌いやすくなったので、私としてはストレスなく歌うことは出来たのですが、聴いていた方はどうだったのでしょうね。このコンサート、青年文化センターのコンサートホールの中央通路からステージまでは、出演者の席になっていました。残りの後の部分に、6割ぐらいの入りだったでしょうか。軽妙なMCと、いろいろな合唱団が参加してバラエティには富んでいたので、まあそこそこ楽しんでもらえたのでは、とは思うのですが。客席で聴いた最初の女声合唱は、なかなか素敵でしたね。
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by jurassic_oyaji | 2013-03-03 21:35 | 禁断 | Comments(0)