おやぢの部屋2
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スコア探し
 だいぶ前、そう、震災が起きたちょっと前に、私の部屋には大きな薄手の本立てが運びこまれて、CDやら楽譜やらがやっと整理出来るようになりました。それ以来、今まで雑多に並べていたCDを、ある秩序の元に並び変える、という作業をやって、いかにもシステマティックな検索が出来るような環境が整った、と思っていました。ところが、そのようにきちんと法則を決めて収納した結果、目的のCDを探し出すのには以前以上に時間がかかるようになってしまったのは、なぜなのでしょうか。おそらく、ああいうものは、手に入れた時にしまった場所が、その時点で頭の中に刷り込まれてしまうようになっているのではないでしょうか。いくらそれをきれいに並べ変えてみても、いざそれを探そうという時にはつい最初にあった場所に目が行ってしまうのですね。あの山下達郎も、「レコードを整理したら、かえって分かりづらくなった」と言ってましたから、これはそういうコレクターには共通の悩みなのかもしれません。
 楽譜なんかも、悲惨です。こちらはCDと違って大きさがまちまちですから、なかなか「定位置」というものを確保できません。いきおい、棚に入れないでその辺に重ねて置いておく、なんてことになりかねません。こうなってしまうと、もう、それがあったことすら忘れられてしまいますから、恐ろしいことです。
 今日などは、新しい「ヨハネ」のCDが届いたので、その資料として「第2稿」の楽譜を見てみようと思ったのが、そもそもの間違いでした。これは、間違いなく買ってあった、という記憶だけはありました。しかも、それはポケットスコアがまだ出ていなかったので、大判を買ったのも覚えています。そんな大きなものですから、本棚の一角にそういうサイズのものをまとめていたところあたりにあるはずだ、と思ったのですが、そこには確かにモーツァルトの「ハ短調ミサ」のシュミット版とか、それこそ「ヨハネ」のドーヴァー版はあるのに、めざすCARUSの「第2稿」はありません。となると、そんなきちんとしたところではなく、いつの間にか合唱の楽譜までが混じって収拾がつかなくなっている、あのあたりでしょうか。最近では、ダウンロードしたものを印刷したスコア、などというのもどんどん増えていて、そんなのは片っ端から積み上げてありますから、もう触るのも恐ろしい地帯になっています。
 でも、そこを探索しないことには、前へ進むことはできません。真横から眺めてみると、ちゃんとした大判のスコアがあるのは分かりました。でも、それは最近買ったメンデルスゾーンの「5番」ですし、こういうものは往々にして変なところに隠れているものですから、面倒くさくても1冊1冊点検して行かなければ、結局またここに戻ってきてしまうことになります。それを上からどけて行くと、その中に薄っぺらなポケットスコアがありました。まさに埋もれている、という感じで挟まっていたのは、ブライトコプフ新版のベートーヴェンの「1番」でした。えーっ。これは、今練習の時に毎回持ち歩いているはずだから、カバンの中にあるはずなのにーっ。しかも、開けてみるとなんの書き込みもないまっさらな印刷面。ということは、どうやらやってしまったようですね。だいぶ前にネットでドイツから買ってあったことをすっかり忘れて、今回のためにアカデミアから買っていたのですね。CDでは今まで何度もそんなことがありましたが、ついに楽譜でもやってしまいました。
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 これは、送料込みで12ユーロで買ったものだと、挟んであった伝票で分かりました。アカデミアで買った時は1440円でしたね。もし、欲しい方がいれば、「時価」でお譲りしますよ。全くの新品ですから。この楽譜は、パート練習などでとても重宝しています。なんせ、旧版のスコアもパート譜もいい加減ですから、何か問題があった時に、すぐこちらで「正しい」情報が分かるのですからね。第2楽章の133小節目にあるヴァイオリンのタイも、原典版ではなくなっていることが分かりますよ。
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 「ヨハネ」の「第2稿」は、なんとLPに挟まれて置いてありました。そう言えば、そんなところにとりあえずしまったような記憶が。
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by jurassic_oyaji | 2013-03-25 21:58 | 禁断 | Comments(0)