おやぢの部屋2
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真夏の方程式
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 ずっと楽しみにしていた「真夏の方程式」を、封切2日目に見てきました。そういうミーハーなところは本来の私には全く備わってはいないのですが、今回ばかりはまんまと乗せられて、こういうことになってしまいました。
 まずは、原作の文庫化です。東野圭吾の文庫本は全巻制覇してしまったので、あとは新刊を待つしかないという(どうせ文庫になるものをハードカバーで買う人の気がしれません)状態なのに、最近は一向に新刊が出ません。そんなところに満を持して発売となれば、手が出ないわけがありませんよ。読んでみると、今までの「ガリレオ」とは一味違った設定、さらに最後の最後まで油断が出来ないプロットには完全に圧倒されてしまいました。もはやその時点で、帯に印刷されていた映画は必ず見たいモードになっていました。
 そこに、今度はテレビドラマの「ガリレオ」の登場です。これで、一気に実写モードを高めます。ただ、ここで引っかかったのが、相手役の女子刑事のキャスティングです。頑張ってはいるのですが、なにか素が出過ぎていて、演技に全く深みがありません。テレビならともかく、映画でこれはちょっと辛いな、という気がします。とは言っても、ドラマそのものは良く出来ていましたから、これが終わってしまったら、一体来週からは何を楽しみに生きていけばいいのだろう、と思ってしまうようにまでなってしまいました。その前の時間帯の、大好きな榮倉奈々が出ている「確証」も終わってしまいましたしね。
 そこに、映画ですよ。もう何を置いて見に行くしかないじゃないですか。
 ちょうどきのうは半日フリーになっていたので、時間を調べてみると、なんと1日に12回も上映されているというではありませんか。そのために3つのスクリーンの使い回しですよ。それだけのお客さんを見込んでいるということなのでしょう。こんなだったら、映画館はものすごい混雑が予想されますね。行ってすぐの回は、後ろの方のセンターなんかもうないかもしれませんから、次の回まで待たなければいけないかもしれません。ま、それでも20分しか待ちませんけどね。でも、10分後に始まるその回は、楽々いい席が取れました。そんなには混んではいないみたい。確かに、始まってみると1/3ぐらいしか入っていませんでしたね。
 映画は、いきなり原作とは違う形で始まりました。これはまさに映画的な手法、しょっぱなでまずお客をつかんでしまいます。いや、原作を読んでいて、結末は知っていたはずなのに、本気でこれは一体どうなってしまうんだろうと思ってしまいましたからね。登場人物なども、大幅に刈り込み(確かに、原作には余計なキャラが多すぎました)、プロットも変に気を持たせないストレートなものに変わっていましたから、もうこうなるとまさにジェットコースター状態です。本当に息つく暇もなく、最後まで一気に見せられてしまいましたよ。
 原作のテーマはしっかり伝わってくるような上手な作り方でしたし、最後の方はちょっと油断をしていると弱いところに突き刺さるような演技が待っていますから、こちらとしては泣き崩れるしかありませんよ。
 結局、テレビでは鼻についていた女子刑事は、それほど出番がなかったし、そんなに目障りでもなかったので、なんの悪影響もありませんでした。ただ、前の映画やテレビではおなじみだった、ニューフィルのHさんそっくりのしぐさをする、その名も渡辺いっけいは出番がありませんでしたね。北三陸市で琥珀を磨いているおじさんは出てきましたけどね。
 コラムにも書きましたが、原作を刈り込むだけではなく、原作になかったちょっとしたことを織り込んで、さらに厚みを増した、とても楽しめる映画でした。
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by jurassic_oyaji | 2013-07-01 21:07 | 禁断 | Comments(0)