おやぢの部屋2
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鐘楼がほぼ完成?
 前からお伝えしていた職場の鐘楼の建設状況は、いったいどうなっているのでしょうか。この前の「禁断」では、おそらくこの写真が最終の状態だったはずです。
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 確か、これは先週の火曜日、職場でパート練習があったので、一旦食事をしに外に出てまた戻って来た時に撮った写真でしたね。昼間は大工さんが作業してますし、この頃はまだ「梅雨」の真っ最中ですから、雨よけの覆いがかぶさっていて、外からは見えないところを、もう大工さんは帰ってしまったのをいいことに、足場を昇って撮ったものでした。これだと、ほんとに骨組みだけで、どんな形になるのか見当もつきません。
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 それが、これもやはり大工さんがいない次の日曜日に昇ってみたら、かなり工事は進んでいて、殆ど屋根の形がはっきり分かるようになっていました。
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 そして今日になったら、覆いがすっかり外されて、完成された屋根が姿を現しましたよ。見事な入母屋造りの、まるで工芸品のような屋根ですね。実は、契約上の納期は今日だったのですが、いくらなんでもこんな白木のむき出しの屋根では引き渡されても困ります。前の鐘楼はこの上に瓦を乗せたのですが、今回は本堂と同じように、少しでも軽くして耐震性を増すために、この後銅葺きが施されることになっています。お昼過ぎには下地のクッションシートが屋根全体に覆われていましたね。完成までにはもう少し時間が必要なようです。「白木」と言いましたが、この建材は「青森ヒバ」なんだそうです。確かに、この部材が運び込まれた時から、境内では盛大に「ヒノキチオール」の匂いが漂うようになっていましたね。余談ですが、私が出た大学は、このトロポロン誘導体にこのような名前を付けた野副鉄男教授直系の研究室だったことを、今思い出しました。
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 ところで、これはだいぶ前に載せた画像。土台から伸びた長~いボルトが柱の中を通って、その先にこんな風に横から穴を開けてナットでしっかり固定されていました。いや、正確にはこの穴は、据え付ける前にボルトの先が出てくる位置に開けられていたものでした。よくこんなにピッタリと、間違えずに開けられるものですね。
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 その場所を見てみたら、その穴はきれいにふさがれていました。全く隙間なく別の木材をはめ込んであるのですね。すごいです。
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 ひさしの裏側を見てみたら、早くもクモの巣が出来ていましたよ。もうすでに、この鐘楼は生命体の一部として、命を持っていたのでした。
by jurassic_oyaji | 2013-08-08 21:22 | 禁断 | Comments(0)