おやぢの部屋2
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潮騒のメモリー
 「あまちゃん」もいよいよ佳境に入り、映画の撮影が終わって主題歌のレコーディングと、とんとん拍子に物事が運んでいます。そのレコーディングのシーンでは、さすがに「現代」ですから、この間のようなアナログの「テープレコーダー」が置いてあるスタジオではなく、大きなコンソールのある、デジタル録音のためのスタジオが使われています。
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 かなり立派なスタジオなので、リアリティを出すためにどこか「本物」のレコーディング・スタジオを借りたのかな、と思って、乃木坂のソニースタジオの画像などと比べてみたのですが、ちょっと違います。そこで、もしや、と思ってNHKの放送センターの中のラジオ用のスタジオを探してみたら、ありました。506スタジオです。例えばこれ。
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 「平清盛」のサントラを録音してる作曲家と指揮者の写真、その作曲家のブログに載っていたもので、そこに、このスタジオの名前がありました。こういうところで作っているんですね。椅子の後のレンガ風の壁が同じですから、間違いないでしょう。まあ、こんなのが自前で用意できるというのが、この局のすごいところです。
 そのあとの、試写会のシーンも、やはりNHKの試写室を使っていましたね。ほんとに、なんでも揃ってます。
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 これは、出来たばかりの映画のエンドロールのバックに、アキが歌った主題歌が流れる、という最後のシーンなのでしょう。思わず涙を誘う、感動的なシーンでしたね。
 ところで、こんな風に最後にキャストやスタッフの名前が流れるものを「エンドロール」というのは、かなり一般的になっています。昔は長い紙に書いたものを巻き取りながら撮影したから、「ロール」なんでしょうね。正式には「エンディングクレジット」というそうで、「エンドロール」なんて言っても外人には通用しないようですが、そんなことは気にすることはありません。前回の「禁断」ではありませんが、これだけ広まったら、もうこっちのものです。
 ただ、同じような文字が最後ではなく最初に流れた時に、もしそれを「エンドロール」と同じノリで「タイトルロール」と言ったとしたら、それはちょっと恥ずかしいのでは、という気がします。つまり、「タイトルロール」という言葉は、別の意味を持った由緒正しい言葉がすでに存在しているからなのですね。スペルは「title role」、あっちの「ロール」は「roll」ですから、発音は同じでも別の言葉、「roll」は「巻いたもの」でしょうが、「role」は「配役」という意味です。つまり、「タイトルロール」というのは、その物語の「タイトル」になっている人物のことを指すのです。「カルメン」のカルメンとか「蝶々夫人」の蝶々さんとか、いくらでも出てきますね。「半沢直樹」の半沢直樹とか。
 私は全くの門外漢ですが、「ロールプレイングゲーム」の「ロール」も、やはりこちらの「ロール」、「転がりまわって遊ぶゲーム」ではなく、「役を演じるゲーム」なのでしょうね。
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by jurassic_oyaji | 2013-08-30 20:20 | 禁断 | Comments(2)
Commented by オペラ好き at 2013-09-04 01:13 x
いつも興味深く読んでいます。
ちょっと気になったので、コメントさせていただきます。

「タイトルロール」というのは、その物語の「タイトル」になっている人物を演じる人のこと、ではなくて、その物語の「タイトル」になっている人物(役)、ではないですか。「今度発売されるネゼ=セガンの『ドン・ジョヴァンニ』、タイトルロール(を歌うのorを務めるの)はイルデブランド・ダルカンジェロ、ドンナ・アンナはディアナ・ダムラウ、ドンナ・エルヴィラはジョイス・ディドナートです。」のような形で使われると思いますが。
Commented by jurassic_oyaji at 2013-09-04 08:27
オペラ好きさん。
ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りですね。