おやぢの部屋2
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 先々週の日曜日に、愚妻の送り迎えのあとで行ったMALLの紀伊国屋に、これが山積みになっていました。本当に、「山のように」たくさん並べてありましたよ。もう、この作家は何を出しても必ずベストセラーになるのだと、書店も力を入れているのでしょう。帯には「ついに解禁!」ですから、買う人の気持ちもよくつかんでいます。私もそんな「解禁」を待っていた一人ですから、よく分かりますね。間違いなく文庫本になるのが分かっているので、ハードカバーが出た時には買わず、ひたすら文庫化の「解禁」を待っていたのでした。ハードカバーは2009年に出ていますから、どうやら4年待っていれば文庫になるのでしょう。そんなに待てない人は、ハードカバーを買え、と。
 これは、早々と2010年にはドラマになりましたね。山下達郎がテーマ曲を歌っていたこともあって毎回楽しみに見ていたのですが、最後のトリックがどうも納得行かなかったのですね。なんでそんなんで解決するの?という思いに付きまとわれてしまいました。彼の小説はもっと緻密なプロットだったはずなのに。
 もはや、ドラマで誰が演じていたかなんてことはすっかり忘れてしまった頃に、この文庫本が発売されたので、割と新鮮な気持ちで読んでみると、ドラマで味わった違和感は一体何だったんだろう、という気になりました。小説では、きちんと納得のいく結末が用意されていたではありませんか。おぼろげながらドラマを思い出してみると、小説にはなかったエピソードや、設定があったことにも気づきます。どうやら、このドラマは、この間の映画のように原作を超えることはできなかったばかりか、肝心の「謎解き」のところでしくじってしまっていたようですね。
 小説ではなく、現実の世界にだって「謎」はいくらでもあります。そのうちの一つが、先日見事に解決されるという「事件」がありました。もちろん、それを解いたのは加賀恭一郎ではありません。
 この前の「おやぢ」で、ケーゲルが指揮をした「ロ短調」を取り上げて、その際に「Benedictusのオブリガートがフルートではなくヴァイオリンになっている」と書いたら、そこへのリンクがあるFacebook上に、「そういう形の『ロ短調』を演奏したことがある」というコメントが寄せられました。その時の指揮者は私も知っていたので、当時その方が関わっていた大学の混声合唱団だろうと思い、コメントしてみました。しかし、確かにその指揮者は、その合唱団と「ロ短調」を演奏しているのに、最初のコメントの人の言う年代とはちょっと違っているのですね。その指揮者が、ほぼ同じ時期に同じ市内で別の合唱団と「ロ短調」などという大曲を演奏していたことなど、ありうるのでしょうか。これこそ、「謎」です。
 そこに突然、その「別の合唱団」の当事者の方が、コメントに参入してきました。私は全く知らなかったのですが、その頃、大学の合唱団のOBが作ったそんな合唱団があったそうなのですね。さらにその方は、その指揮者が大学の合唱団を指揮した時に結成した「仙台フィル」という臨時のオーケストラの成立経緯についても、詳細に語ってくださいました。なんと、その方が、張本人だったのですよ。この「仙台フィル」(今の「仙台フィル」とは全くの別物)のメンバーだった人の中には、知り合いもいたのですが、その成立の時の話などは聞いたことがなかったので、これは本当に貴重なコメントでした。調子に乗って、私もこんな秘蔵の資料を公開したりして。
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 これは、1969年、1970年、1972年の、その大学合唱団のプログラムです。
 そんなこともあって、そのコメントのスレッドはとてつもなく長いものになってしまいました。私のFacebook上では、まさに空前絶後です。それとともに、元のブログに貼りつけた「いいね!」ボタンの数も、とんでもない数になっていました。つまり、コメントに対しての「いいね!」も、しっかりこちらに反映されていたのですね。
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by jurassic_oyaji | 2013-09-07 19:48 | 禁断 | Comments(0)