おやぢの部屋2
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オレンジの5cは安っぽい
 メール設定は無事終了した私のiPhoneですが、まだ電話帳の移行という大仕事が残っていました。確かに、メールは届くのですが、その差出人はアドレスしか表示されませんから、ちょっと不便。そこで、きのうの昼休みに、平日なら空いているだろうと、もう1回いつものドコモショップへ行ってみました。しかし、そんな時間でも結構待っている人もいましたね。私は、カウンターに行く必要はないので、移行のための機械が空いた時に、専用のテーブルに呼ばれました。私と同じ5c(私は白ですが)を持っている人もいましたね。きっと、同じように電話帳なのでしょう。なんだか、弁当箱ぐらいの機械にUSBのケーブルでガラケーから入れて、5cに送る、という、単純なやり方のようですね。見てると、簡単に移行が終了したみたい、あの「iPhoneにはそのままでは移行できない」と言われていたのはなんだったのでしょう。
 私のところには、「見習い」という名札をつけた女の子が付いて、作業を始めました。ところが、私のガラケーが認識されません。パスワードを入れなければいけないのですが、それが携帯の画面に出て来ないのですよね。そこで、その子は、ショップ用の別の携帯を持ってきて、そこにまずデータを移してやってみたい、と提案してきました。そんなこともあろうかと、私は前もって電話帳のデータをSDカードに移したものを持っていたので、それを差し出します。その子はびっくりしていましたね。そのカードをその携帯に装着すると、データは見事に移りました。ところが、今度はiPhoneの方が認識されません。どんなことをやってもそこから先に進まないようになってしまったのですね。女の子はオロオロして、何度も電源を入れ直したり、先輩たちに聞いて回ったりしていますが、どうにもなりません。私は、「やっぱりそうなんだ」という、醒めた思いです。そんなに簡単に出来るわけはないと思っていましたから、あきらめるしかないな、と覚悟を決めました。
 と、何かの弾みにiPhoneが認識されるようになりました。なんだか、ただの接触不良だったみたいですね。それからは、なんということなく全部のデータが完全に移行出来てしまいましたよ。私は、その子の手を取って、「やりましたね!」と叫んで、次の瞬間には固く抱き合っていました(一部、フィクションが入っています)。
 と、なんともあっけなく「連絡先」が完備されてしまったので、もう何の障害もありません。そこで、iPhoneにしたらまず使ってみたいアプリをインストールしてみることにしました。山下達郎がラジオの番組の中で紹介していた「音楽を判別するアプリ」です。達郎が言っていたのはたしか「Shazam」でしたが、検索してみると「SoundHound」というのもよさそうだったので、両方インストールしてみます。
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 「Shazam」の威力はすごいものでした。その辺にあったCDを聴かせてみると、曲名だけではなく演奏者まで分かり、そのCDのジャケットまでが表示されるではありませんか。これは、要するに膨大な音源のデータベースと対照させて、全く同じものを探し出す、というアプリだったのですね。まだ出て間もないCDでも、しっかりジャケットごと認識してくれるのですから、そのデータは常にアップデートされているのでしょうね。すごいことをやっているものです。そういう仕組みですから、ニューフィルのCDを聴かせても、全く認識できませんでした。
 そこで、ちょっとした「実験」をやってみることにしました。シュトラウスの「ツァラ」の冒頭が使われている「2001年」のBDをかけて、その部分を認識させてみたのです。そうしたら、見事に「ウィーン・フィル」と当ててくれましたね。これは、サントラ盤が出た時には、映画では使われていなかった「ベーム/ベルリン・フィル」の録音が使われていたので、今でもそうだと思っている人がいるぐらいなのですが、その頃このアプリがあったら、そんなデマはすぐ分かってしまいましたね。
 もう一つの方は、そういう「比較型」ではなく、きちんとメロディや歌詞を解析して曲名を探すというもの。こちらは、鼻歌でメロディを歌っただけで、曲をあててくれますよ。こちらは、とんでもない曲名が出てくるのも、楽しめます。
by jurassic_oyaji | 2013-10-03 21:24 | 禁断 | Comments(0)