おやぢの部屋2
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緑の丘
 私の卒業した大学では、最近、卒業生であるアーティストの小田和正さんに「校友歌」というものを委嘱したのだそうです。それが出来上がって、その楽譜やら音源が大学の公式サイトからダウンロードできるようになっています。
 そのサイトには、まず楽譜のPDFが、これは誰でもダウンロード出来るようになっていました。ですから、すぐに印刷してみたのが、これです。
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 ピアノ伴奏に、混声四部合唱という編成、「3番」などは途中でメロディがベースに移るなど、しっかり「合唱曲」になってますね。これを、ピアノ伴奏なしで、東北大混声合唱団が歌った映像が、同じサイトで見ることが出来るようになっています(現在では、楽譜のDLのリンクがなくなっています)。
 その下の方には、「小田和正氏バージョンのダウンロードについて」という項目があって、何やら面倒くさいことが書いてあります。要するに、ダウンロードしたものをネットで流すようなことをしてはいけない、というのでしょうが、この「小田和正氏バージョン」というのが、いったい何を指すのか、私には最初はよく分かりませんでした。さっきの楽譜にはきちんと「小田和正」と書いてあるので、これがその「小田和正バージョン」だと思ったのですよね。私の中では、「バージョン」と言えば、こういう楽譜上の異稿のことしか思い浮かびませんからね。ですから、それを、「個人の練習用以外には使うな」と規定しているのが、とても不思議なことのように思えました。せっかく楽譜があるのに、それは「練習用」にしか使えずに、人前で歌ったりはできないなんて。
 でも、どうやらそれは私の完全な誤解だったようです。ここで言う「バージョン」というのは、演奏者についての表記、つまり、「小田和正が歌っている音源」のことを、「小田和正氏バージョン」と言っているのですね。ファイルだと、楽譜のようなPDFではなく、MP3のような音声ファイルのことだったのですよ。確かに、業界ではそのような言い方をするのは知っています。しかし、こんな国立大学のようなお堅いところがこんな言葉を使うなんて、かなり場違いな感じがしませんか?しかも、それを「以下『本サービス』といいます」みたいな、まるで契約書の条文のようなコンテクストの中で使っているのですから、その違和感と言ったらハンパではありません。せめてどこかに「音源」という言葉があれば救われるのですが、これでは意味が分からなくて当たり前です。
 と、やっと趣旨が理解できたところで、その「サービス」とやらを手に入れようと思いました。大学の卒業生であればだれでも入手できるというので、案内を見てみたら、まずその前に、同窓会みたいなところに会員登録しなければいけません。それには、卒業年や学部など報告して先方がそれを審査、そこで間違いないと分かった時点で会員登録が完了、その後に、ダウンロードに必要なURLやパスワードを送ってくる、という、とんでもなくややこしい手順なのだそうです。
 でも、一応必要なことを書いて送ったところ、その日のうちにメールが返ってきました。それは、「申し込みが多すぎて、会員の照合に時間がかかるので、とりあえずURLとパスワードをお伝えします」というものでした。何をやっているんだろう、という感じですね。
 結局、めでたく「小田和正氏バージョン」は手に入りました。それは、さっきと同じ楽譜で、小田和正がピアノ伴奏でメロディだけ歌っているというものでした。単なる「デモ音源」だったんですね。もしかしたらコーラスぐらい入っているのでは、と期待したのですがね。でも、これはしっかり私のiPhoneの中に入っています。
 小田さんは、私とほぼ同じ時代に学生時代を過ごしたので、歌詞の中に出てくる「白い教室」というのが、リアルに実感できます。その頃は、進駐軍が残して行った白いペンキを塗った建物をそのまま教室に使っていたのですよね。
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by jurassic_oyaji | 2013-10-19 22:45 | 禁断 | Comments(0)