おやぢの部屋2
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新田さんとのコンサートが終わりました。
 きのうは仙台ニューフィルの定期演奏会、県民会館でのマチネ公演です。ここでマチネというのはかなり久しぶり、ソワレの時にはゆっくり家を出てもいいのですが、マチネだと結構出がけはあわただしいことになってしまいます。忘れ物のチェックとかね。なんせ、ここでやった時に靴を忘れていった前科がありますからね。
 いちおう9時集合ということだったので、少し早目に楽屋口に着いたら、楽器運搬のトラックや、他に数人のメンバーがすでに来ていたのに、まだ入り口は閉まっています。9時にならないと開けてくれないんですね。もうこのぐらい人も集まったというのに。
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 これもそうですが、今回は新しいカメラをフルに使おうと思っていました。充電も完了してますし、SDカードももう1枚用意するという盤石の布陣です。前半の曲は降り番ですから、客席からステージを撮ることにもしてますし。当然のことですが、ニューフィルの場合は「場内での写真撮影は固~くお断りいたします」なんてバカなことは絶対言いませんからね。もちろん、まわりのお客さんの邪魔になるような行儀の悪い撮り方はしませんよ。狙い目は3階のバルコニーですね。
 まずは、曲順の逆にゲネプロが始まります。会場の響きを考えての最終的なチェックを行います。見ると、客席には、新田さんのお弟子さんとしてたびたびFacebookに登場する、というか、最初にニューフィルと新田さんの演奏会が実現した時に、1回だけ代わりに指揮をなさった方としてお馴染みの佐伯さんが座っていて、新田さんに適切なアドバイスを送っています。それに従って、弦楽器の位置を少し奥に引っ込めたり、バランスを修正したりしています。
 交響曲を一通り終わると、同じメンバーでアンコールのリハーサルとなりました。実は、きのうはなんと新田さんの誕生日とニューフィルの本番が同じに日になるという、特別なめぐり合わせになっていました。このことは、私は指揮者が新田さんに決まった時点で分かっていて、確かここにも書いていましたし、機会があれば何かやってあげたいな、という気持ちはずっとありました。それで、この間技術委員会があった時に提案してみたら、団長も気にかけていたようで、即「サプライズをやりましょう!」ということになりました。それを、このアンコールの曲のリハーサルで仕掛けよう、ということです。
 私は、ここではカメラを動画モードで使おうと思っていました。サプライズの一部始終を映像で記録しようというのですね。ただ、なんせ私の席は新田さんの真ん前ですから、カメラを構えたりしたらもろにばれてしまいます。まず、イントロのにぎやかなところではとりあえず吹く真似をして、そのあと、チェロの静かな四重奏が始まる時に新田さんはそっちを向くはずですから、そこで堂々とカメラを向ける、という計画です。
 その成果は、こちらで見ることが出来ますが、静止画でも。
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 最初のカメラは、椅子の上。奥の方に、かすかに新田さんの姿が見えますね。
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 チェロのテーマが始まる頃には、カメラを構えていました。
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 この時点では、まだ新田さんは状況が飲み込めていないようでした。
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 サプライズは大成功です。
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 しかし、新田さんもすかさず指揮者モードで、しっかりフェルマータを振りに来ます。
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 終わった時には、客席にいた佐伯さんが盛大に拍手している様子がちゃんと写っていました。
 これをFacebookにアップしたら、直後からものすごいアクセスが来ました。さらに、新田さん自身を始めたくさんの人がこの画像をシェアしてくれたので、現在では3000ヒット近くにまで達してますよ。そのコメントには、「新田先生、かわいい」なんてのもありましたね。
 本番は、まず客席で写真を撮りながら演奏を聴きます。予想通り、3階下手のバルコニーには、前の列に中学生が行儀悪く前かがみになって座っているだけですから、後列に座れば何の障害もありません。こんなアングルで、撮り放題でした。
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 そのあとは、協奏曲の楽章の間に下に降りてきて、ソリストの会田さんのドレス姿を撮るためにスタンバイです。もしかしたらいやな顔をされるかも、と思いながら、演奏を終えたばかりの会田さんに「写真撮ってもいいですか?」と聴いてみると快くOKの返事です。そこで、凛々しい燕尾服姿の新田さんとのツーショットです。
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 と思っていたら、そばにいたヴァイオリンパートが「わたしたちも~」となだれ込んで、結局集合写真になってしまいましたよ
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 もう、これだけ撮ってしまえば、私の仕事は終わってしまったようなものですが、なかなかそうもいきません。一応、このあとお客さんの前で演奏をしなければいけません。まあ、それに関しては、私の場合はゲネプロで大きな失敗をした時には本番はうまくいく、というジンクスがありますから、きっと大丈夫でしょう。そうなんですよ。やってしまいました。特大のミスを。なんたって、第4楽章の頭のフルート2本だけしか演奏していないところで派手に音を間違えてしまったのですからね。
 結局本番では、そこは何事もなく過ぎることになるのですが、その前にちょっとしたミスを犯してしまいました。第3楽章の中間部で、今までなかなかオーボエと合わなかったところが、見事にピッタリ合ってしまったんですね。それに感激してしまって、その2小節先にはまだ吹くところがあったことをすっかり忘れてしまったのですよ。見事にその1小節は落ちてしまいましたが、まあこれに気が付いたお客さんは誰もいなかったでしょう。
 なんか、今回の演奏会は、だいぶ早い時期、5月の駅コンのあたりから、Facebookなどを中心にしっかりと新田さんとコンタクトが取れて、とても気持ちよく迎えられたような気がします。チラシが出来上がったら、さっそく紹介してくれたり、もうその時点でやる気満々、ニューフィルのことを暖かく持ちあげてくださる新田さんのコメントもうれしかったですね。もう四半世紀以上このオーケストラで演奏していますが、こんなに最初から最後まで何のストレスもなく気持ちよくリハーサルと本番が迎えられたコンサートは、初めてのような気がします。新田さん、本当にありがとうございました。
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by jurassic_oyaji | 2013-10-21 22:50 | 禁断 | Comments(0)