おやぢの部屋2
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楽天日本一!
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 毎週日曜日に放送されている「ハードナッツ」は、「あまちゃん」の橋本愛が主演しているので、毎回見ています。ユイちゃんとは全然違う、まるで「のだめ」みたいなキャラで演じているので、とても面白いですよ。数学者の少女が謎解きをするミステリーという設定もすごいですし。ただ、そんな奇抜な設定にのみ頼り切ってしまった脚本が、ちょっとミステリーとしては詰めが甘く、毎回「?」が付いてしまいますが、まあ愛ちゃんに免じて許しましょう。しかし、きのうの回は、音楽と数学とを絡めた謎解きというので興味深く見ていたのですが、その「音楽」に関してはかなりお粗末な扱いでしたね。いや、まず「ピタゴラス音律」などという言葉が出てきたので、これはすごい、と思ったのですが、結局それは言葉が出てきただけで、それがいったいどういうものなのか、という説明は一切ありませんでしたし、なんと言っても「モーツァルトはピタゴラス音律を使って作曲を行った」というセリフには、唖然としてしまいました。これは、全くのデタラメですからね。困ったものです。
 その前にBSで放送していたのが、日本シリーズの7戦目でした。その前の日の6戦目に田中投手の先発で負けた時、だれしもが楽天の今年の日本一はダメだろうと思ったのではないでしょうか。なんたって、間違いなくその日に勝ちに行くつもりで「絶対負けない」田中に託したのですから、そこで負けてしまい、なおかつ今まで調子が出なかった相手チームの打者がすっかりいつもの打ち方を思い出してしまったというのですから、もうダメだと思うのは当たり前の話です。
 しかし、私は、7戦目は絶対に楽天が勝つ、と思っていましたよ。いや、それは、単に勝って欲しいという根拠のない希望ではなく、間違いなく勝つはずだ、という信念がありました。愚妻などはひたすら「もう負けるに決まってる」とネガティブでしたから、私がそんなことを言ってもかえって落ち込むだけだと思い、あえて口に出すことはありませんでしたがね。まさに、この日本シリーズというのは「ドラマ」でしたから、そのドラマを締めくくるためには、あえてクライマックスの前に一つ「タメ」を作り、そのあとに本物のクライマックスを持ってきた方が「ドラマティック」になるに決まってるじゃないですか。
 つまり、そんな「筋書き通り」のことを楽天がやってくれたおかげで、もう優勝決定の瞬間は不覚にも涙がボロボロこぼれてしまいましたよ。まさに、「感動」のツボを、思いっきり刺激された結果です。おかげで、それから丸1日以上経った今でも、その「感動」は薄れることはありません。この冷静沈着な私が、テレビでその瞬間が映し出されるたびに涙ぐんでしまうなんて、なんとものすごい「感動」を与えてくれたことでしょう。もちろん、それは、ずっと仙台に住んでこの球団が出来てからの全てを目の当たりにしていたから味わえる「感動」でした。地元の球団が日本一になるという体験をこんな地方都市が持つことだ出来たなんて、とても信じられません。
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 今日は、そんな街の空気を肌で感じようと、朝早くからデパートの前に並んでみました。もういつもの10分前に開店するという気合の入れ方、限定商品なんかは、見る間に売り切れていましたね。もちろん、各階でセールはやっていたのですが、パジャマを買おうと紳士服売り場に行ったら、レジが1ヶ所しかないので、そこは長蛇の列になっていて係員が必死に整理をしていましたね。きっと彼らも、「日本一」の経験は初めてのことですから、予想以上の来客に戸惑っていたのかもしれませんね。
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 店の中では、クラッチとクラッチーナの風船を持っている人をたくさん見かけました。入口が2つあったのですが、どうやら私が入った方ではないところで、みんなに配っていたようですね。もらえなかったのが、とても残念です。来年こそは、あっちに並んでもらってやりましょう。
by jurassic_oyaji | 2013-11-04 21:47 | 禁断 | Comments(0)