初雪も降ったことですし、もはや年末も間近ですね(そんな・・・)。そこで、毎年気の早い私の母は、年賀状の準備に余念がありません。つまり、毎年私がデザインをやってあげているんですがね。手芸が趣味の母は、次の年の干支にちなんだ刺繍なんかを作って、それを素材にして年賀状を作っているのです。と、正確にはその作品を写真に撮ったりスキャンして、加工するのが私の役目です。
そんなことを毎年やっていると、だんだん要求が高度になってきます。今年は、腕の骨を折ったりして「新作」は出来なかったので、前に作ったものを引っ張り出し、この刺繍に左の小さなガラスの馬を組み合わせて「荷車を引く馬」を作ってくれ、と言うのです。これは、いくら私でもハードル高すぎ。
でもまあ、やってみましょうか。まずは馬を横にして写真を取ります。これだと、多分車を引く形にはなるでしょう。
まず、まわりを消して馬だけのレイヤーを作ります。
次は荷車です。問題は、取っ手のあまりの短さ。これは少し長く加工しなければいけないでしょうね。
まず、荷車本体のレイヤーを作ります。
取っ手だけ、コピペを繰り返して長くします。
背景は、刺繍の状差しの裏側を使いましょう。
素材を全部重ね合わせて、出来上がり。
なんとか、それらしいものにはなったのではないでしょうか。
そんな、他人の年賀状には早々と取り組むくせに、自分のこととなったらなかなか事は進みません。きっと今年も、私が年賀状を作り始めるのは年末ぎりぎりになることでしょう。