おやぢの部屋2
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ごちそうさん2
 今回の朝ドラは、始まってみればなんと前回の「あまちゃん」を軽く越えるほどの視聴率を記録して、快進撃を続けています。なんたって、1位を明け渡したのは楽天の日本シリーズの時だけ、というのですから、すごいですね。他のドラマなんかは全く寄せ付けない強さです。最近などは、まるで「おしん」のようなかなり陰湿な展開になっていても、その底に何か笑えるものがあるので、そんな救いのある展開が一層のファンを増やしているのでしょう。ほんと、いかにも朝ドラ的なこの展開には、とても楽しめます。
 実は、今日街に行ってたまたま本屋さんに入ったら、全く予想もしていなかった東野圭吾の新刊が文庫本で並んでいました。なんと「文庫書き下ろし」ですって。すっかり喜んで、さっそく読んでいるところですが、これがいつもの緻密なミステリーとはちょっと違った、どこか笑える展開だったのには、少し驚いているところです。なんたって、肝心の犯人が、登場してすぐに車にはねられて死んでしまうという間抜けな設定ですからね。それを追いかける人たちも、かなりドタバタ的なコメディアンたちなのですから、これもまさに朝ドラ的な作り方なんですよね。
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 そんなストーリーと、ちょっとユニークな音楽が、今回の朝ドラでは光っています。劇伴を演奏しているのは、なんとウィーンのミュージシャン、名前こそちょっと胡散臭いものですが、実体はれっきとしたフォルクスオーパーのオーケストラの団員です。ということは、ウィーンでレコーディングが行なわれたのでしょうね。それが、ほとんどヨハン・シュトラウスとかフランツ・リストとか、ヨハネス・ブラームスとか、そのまんまクラシックという曲を演奏しているのですからすごいものです。何も知らなければ、これは本物の「クラシック」をそのまま使ったのではないか、と思えるほどの、それこそ「ウィーンのクラシック」の情緒をたっぷりたたえた音楽です。しかし、もちろんそんなわけはなく、オープニングのクレジットではしっかり「菅野よう子」という、あの駄作「花は咲く」の作曲家の名前がありますね。いかにも作曲科の課題制作のようなこんな音楽が、逆にドラマの設定とマッチしているのでしょう。「クラシック」は偉大です。でも、さすがにこれだけではまずいと思ったのか、最近ではフツーの劇伴っぽいものも加わっているようですけどね。
 ただ、前回は、オープニング・テーマはインストでしたし、挿入歌も全部大友良英が作っていたので誤解している人もいるかもしれませんが、ゆずが歌っているテーマ曲だけは、菅野よう子とは全く無関係の、アーティストのオリジナル曲です。最近CDも発売されたので、この曲だけの露出も目立っていますが、これは「テーマ曲」というよりは、もろ「タイアップ」ととらえた方がいいような、最初からヒットをねらって作られた曲なのでした。
 とは言っても、この曲自体は、こちらの「さくら色のワルツ」という曲の完全なパクリですね。というか、この「雨のちハレルヤ」のクレジットに、しっかり「さくら色」の作者(PVで篠笛を吹いている人)の名前が併記されていますから、正確には「共作という形をとったパクリ」ということになるのでしょうね。もう少し穏健な言い方をすれば、「ゆずによるカバー」でしょうか。だいぶ前に八神純子が同じようなことをやって騒がれたことがありましたが、この世界、いろいろな思惑が渦巻いているのは今も昔も変わりません。あ、フルバージョンでのドヴォルジャークはPDですから、なんの問題もありません。
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by jurassic_oyaji | 2013-11-16 21:00 | 禁断 | Comments(0)