おやぢの部屋2
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ドレスデンのジルヴェスター
 もう2月になったというのに、録画してあったテレビの番組では、やっと去年の大みそかのコンサートを見れるようになったところです。なにしろ、ドラマやら映画がどんどんたまっていきますから、なかなか音楽番組までは手が回らないのが現状でして。N響のコンサートなどは、録画だけはしたものの、ついに見ることもなく削除されるものがほとんどですから。
 でも、一応外国のオーケストラのものぐらいはチェックしておきたいじゃないですか。それで、まずは2種類の「ジルヴェスター・コンサート」から片づけていこうと思い立ちました。つまり、NHK-BSでは、2本まとめて放送してくれたのですね。かつては「ジルヴェスター」と言えばベルリン・フィルのものしかありませんでしたが、最近ではドレスデン・シュターツカペレでもそういうものをやっているようで、最初にそちらを見てみましょう。
 去年も確か録画しておいたはずなのに、結局見る時間がなくてそのまま削除したような気がします。そのぐらい、最初から魅力のないコンサートのように思えたものでした。ですから、今年は真剣に見るのではなく、他のことをしながら見るという「ながら見」です。これだったら、つまらなくてもそれほど時間を無駄にしたとは思わないでしょうからね。
 その見かたは正解だったようで、その、ドレスデンのゼンパー・オーパーで開催されたコンサートは、本当につまらないものでした。なにしろそれは、最初のうちはまったく聴いたことのないオペレッタの中の曲ばかりを延々と演奏し続けるというとんでもないものだったのですからね。やはり、こういうものは曲を知っていてこその楽しみですから、こんな、日本人にとっては全く縁のないマイナーなオペレッタで一晩過ごすのかと思うと、恐ろしくなるほどでした。
 もっと恐ろしいことが、そのあとには待っていました。その、知らないオペレッタのアリアを歌うために登場した男声歌手が、あのクラウス・フローリアン・フォークトだったのですよ。今世界中で評判のテノールなのですが、どう聴いてもミスマッチな声質でワーグナーを歌って、各地で顰蹙を買っているという人です。ま、そんな風に思うのは私だけかもしれませんが、どうしてもあんなヒラヒラでノーテンキな声で歌われるワーグナーは許せないと常々感じているものですから、本当のファン(そんな人がいるとは、とても思えませんが)の人は、ごめんなさい。
 相変わらずの子供じみた声で歌われるオペレッタのナンバーは、ワーグナーとは別の意味で気持ちの悪いものでした。確か、ルネ・コロという偉大なワーグナー歌手も、多くのオペレッタを歌っていたものですが、それに比べるとまさに月とスッポンです。と、彼の燕尾服の襟に、飾りのようなものが付いていることに気づきました。よく見てみると、それはピンマイク、ご丁寧に2つも付いているではありませんか。ということは、声量のなさを補うために、PAの力を借りているのでしょうか。
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 もう一人、ソプラノのルネ・フレミングも登場していましたが、彼女は基本的にマイクなし、ただ、ミュージカル・ナンバーでは堂々とマイクを持って歌っていましたね。
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 こんなコンサートでもマイクがなければ歌えないなんて、一体ワーグナーのときはどうやっていたのでしょうね。これからこの人のオペラを見る時には、どこにマイクが隠してあるか探すようになるのでしょうね。いや、そもそもそんなものを見る気にもならないでしょうけど。
 あ、このコンサートの後半には、「ウェストサイド・ストーリー」や「マイ・フェア・レディー」のような有名なミュージカルも演奏されていました。予想通り、フォークトの歌う「マリア」は最悪でした。
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by jurassic_oyaji | 2014-02-04 23:29 | 禁断 | Comments(0)