おやぢの部屋2
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花嫁の父
 たまりにたまった新聞からいしいひさいちの「ののちゃん」を切りぬいてスクラップするのは、このところ3ヶ月に1回というペースで行われています。いや、べつにそんなにまとめる必要はさらさらないのですが、ついつい面倒くさくて後回しにしていると、このぐらいになるまではやる気が起きないのですよ。しかし想像してみてください。新聞3ヶ月分というのはかなりの厚さですよ。15センチではききませんね。30センチぐらいはあるでしょう。それが部屋の中にあれば、早くなんとかしてくれという声がどこからともなく聴こえてきますよ。そこで一念発起、切り抜き作業が始まることになります。
 切り抜きを始めると、いやでも紙面に目が行ってしまいます。なんせ、去年の年末からの分がありますから、その見出しだけを追って行っても感慨深いものがありますよ。そう言えば、こんなことがあったなあ、とかね。それで気が付いたのですが、小保方さんがSMAP細胞を発見したのは、佐村河内氏の偽装が発覚したのより前のことだったんですね。SMAPの方は、発見された時より「捏造ではないか」と騒がれた時の方が印象が強く残っていますから、ついこちらの方が後だったような気がしてしまいました。そうなんですよね。やはり他人の「成功」よりも「失脚」の方が、メディア的には喜ばれますから、それだけ取り上げ方が過激になって、強いインパクトが与えられるものなのでしょう。
 そんな風に、ちょっと油断をしていると半年や1年なんてすぐに経ってしまいますから、それなりの準備は早いに越したことはありません。というのも、最近ネットで、こんな動画(下の画像からリンクしてます)が出回っていて、つい泣かされてしまっているものですから。
花嫁の父_c0039487_20394077.jpg
 これは、岩手県にある東山堂という楽器店が作ったCMなのだそうです。このお店、「とうさんどう」というんですってね。なんでこんな縁起の悪い名前を付けたのか、本気で心配になってきますが(倒産したらどうするのでしょう)、これはとてもただの宣伝とは思えないような、しっかり胸に響く仕上がりになっていますよね。もちろん、しっかり泣かせどころを押さえている、ということもありますが、私としては、ついこの不器用な山中さんに感情移入してしまうのですよ。まあ、そんなに遠くない将来には、間違いなくこういう立場になることが予定されているものですから、山中さんの頑張りが他人事とは思えなくなってくるのです。一瞬停まってしまった時には、私も本気で「頑張って!」と叫んでいましたよ。
 もちろん、シチュエーションはかなり違っています。山中さんと同じ感動を与えるためには、まず一人娘の母親が亡くならなければいけません。それがないことには、こんなたどたどしいピアノを弾いたって、何の意味もないのですからね。でも、それはちょっとあり得ない話なので、私がこんなドラマティックなことをサプライズで仕掛けることは不可能です。とても残念ですが。
 でも、座を盛り上げるために、何か芸をするのはいいことなのかもしれません。ピアノや弦楽器(びおらとか)は難しいから無理でも、フルートぐらいだったら簡単でしょうから、今から音楽教室に通えば、今年中にはパッヘルベルの「カノン」ぐらいはなんとか吹けるようになるかもしれませんね。誰か、いい先生をご存知でしたら紹介してもらえませんか?
by jurassic_oyaji | 2014-04-05 21:23 | 禁断 | Comments(0)