おやぢの部屋2
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再建工事
 きのうの「おやぢ」で取り上げたCDを聴くまでは、モーツァルトの40番の第2楽章がこんなことになっていたとは知りませんでしたよ。いや、この曲がクラリネットが入っていない初稿と、それが加わった改訂稿があるということぐらいは知ってましたが、それ以上は別に何もないと思っていましたからね。確かに、ベーレンライター版のポケットスコア(音友版)の最後には、なんか変な楽譜が「付録」として付いていましたが、そんなものは大した意味はないのだと無視してましたし。
 でも、さっきのCDを聴くときに、まずライナーをしっかり読んでみたら(ライナーとデータはどんな時でもきちんとチェックします)かつてはこの部分が元の楽譜に加わっていたものが出版されていたことがあって、そのCDでもそのバージョンで演奏してる、というのですから驚いてしまいました。そこで、初めてスコアにあった校訂報告の序文もちゃんと読んでみたんですね。いや、正直、このCDは編曲も演奏もとことんしょうもないものでしたから、殆どボツにしようかと思っていたのに(そういうのが結構あります)、こんなにおいしいポイントがあったなんて、まるでゴミの山の中から杉浦茂の初版本を見つけ出したような気分でしたよ。
 その際に、これがいかに貴重な(もちろん、単に「版」的に、というだけですが)ものかを確かめるために、他に同じことをやっている録音はないか、調べてみることにしました。しかし、手持ちのものと、もちろんNMLを総動員しても、そんなことをやっているものは見つかりませんでしたよ。やはり、あそこを8小節に拡大するのは、どんだけこじつけようとしても普通は無理だと分かるものだったのですよ。たまたま、同じ楽譜を使って録音しているものも見つかったので聴いてみたら、それもしっかり4小節に直して演奏していましたからね。
 それと、いろいろ聴いた中で、問題の後から加えられた楽譜(テーマを木管ではなく弦楽器が演奏しているバージョン)に差し替えて演奏しているものは、「第1稿」と「第2稿」を両方とも録音しているホグウッド盤しかありませんでした。もちろん、差し替えられているのは「第1稿」の方です。これこそ、「オーセンティック」を気取るピリオド系だったら他にもありそうな気もするのですが、今のところ見つけられてません。もし、見つけた方はご一報を。
 そんな、一度バラバラになったものを、きちんと元の姿に戻すというのは、なんにしても興味深いものです。職場のお隣の青葉神社で、震災の時に倒れてバラバラになってしまった鳥居を再建する工事が、3年以上経ってやっと始まりました。少し前から石段のところに重機が入れるように鉄板を敷いたりしていたのですが、いよいよ本格的にその姿が現れようとしています。

 まだ土台部分しか見えませんが、ほどなくこの上に立派な鳥居が立つことになるのでしょうね。ここはいつも通勤の途中に通る場所なので、こんな間近のアングルで写真も撮れますから、楽しみです。おそらく、完成の目標は今年の青葉まつりなのではないでしょうか。まだ1カ月以上ありますから、きっと出来上がることでしょう。
 姿を現してきたのは、他にもあります。先日ご紹介した池の中の卵が、だいぶ育ってきて、こんな風になってます。

 黒い粒粒が、それぞれ小さなオタマジャクシです。これがそのまんま大きくなるのですから、これは壮観ですよ。もしかして、人によっては正視できないような写真がこれから載るかもしれませんから、こういううじゃうじゃ系が苦手な方は、ご用心を。
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by jurassic_oyaji | 2014-04-07 21:29 | 禁断 | Comments(0)