おやぢの部屋2
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エニグマのスコア
 今回の「かいほうげん」の進捗状況は、いつになくスムーズに進行していました。早め早めにと素材を集めて、もう先週には全ての紙面が一応の完成を見ていたのです。あとは細かいところの手直しをすれば、楽々週末の指揮者練習の時にみんなに配れることになるはずです。ただ、ちょっと気がかりなのが、最初のページの中に占める来年春の演奏会の指揮者の写真の割合が、異様に大きいという点でした。そのページではその演奏会の告知だけしかコンテンツがないので、テキストを最大限ぶち込んでもかなり余白が残ってしまい、いきおい、写真でカバーするしかなかったのですね。まあ、新田さんあたりだったら、1ページ全部を写真にしても充分に持ちこたえられますが、ちょっと普通のおじさんの写真だと、なかなかそういうわけにはいきませんからね。
 火曜日の練習の時に、秋の演奏会で指揮者が使う楽譜の話がありました。その前の技術委員会で何か特別な版を使うのか確認してほしいという声があったのに答えて、団長が問い合わせていたのですね。私は、秋の曲目に関してはそんなに特別なものがあるとは思っていなかったので、すでに簡単に買えるものを入手してありましたが、実際に指揮者が使おうとしているものは、それとは全然違うものでした。まあ、ラフマニノフはBoosey & Hawksと想定内でしたが、エルガーがNovelloだというのですね。確かに、これはちょっとマイナー、やはりイギリスならではのチョイスですね。というか、エルガーだったらNovelloはある意味当然というか。
 ところが、みんなは「ノヴェロってなに?」みたいな顔をしてましたね。確かに、普通のオーケストラ曲でここから楽譜が出ているのはまずありませんから、それは当然かもしれませんが、私の場合はたとえばゴールウェイの曲集とか、モーツァルトの「レクイエム」のドゥルース版などでお馴染みですから、「ああ、あそこね」という感じでしたからね。それよりも、ドヴォルジャークが8番目の交響曲をここから出版したから、この曲が「イギリス」と呼ばれることになったという「故事」は、クラシック・ファンの間ではかなり有名なはずなのですがね。
 ただ、私もその時にはこのドヴォルジャークの件には結びつかなくて、団長に「知ってますか?」と聞かれた時に、「イギリスの楽譜出版社だね」というのが精いっぱいでした。あの時みんなの前でドボルジャークのことを言っていれば、「ほ~」と言われていたはずなのに、と、残念がっているところです。
 そんな話があったので、ここはちょっと調べてみようと思いました。そこでIMSLPに行ってみると、簡単にNovelloの初版らしきものが見つかりました。さらに、それと同じ版下のリプリントがDoverから出ていることも分かりました。そこで、手元にあった全音版のEulenburgを見てみたら、なんと、それもNovelloと全く同じものでしたよ。つまり、わざわざこんな、おそらく絶版になっているような楽譜を探さなくても、それと同じ楽譜がAmazonあたりで簡単に手に入るんですよ。ついでに、ラフマニノフの方も、全音版は2011年に新しく出たばかりで、それはBoosey版を元にして校訂が行われているのだそうですから、これもそのまま使って何の問題もないはずです。
 ということで、これはぜひみんなにも知ってもらいたいということで、さっきの「かいほうげん」のトップページに使うことにしました。やはり、印刷直前になって新鮮なネタが入ってくるというジンクスは健在でした。そうなると、あとはレイアウトの問題だけです。当然、指揮者の写真は思いきり小さくしなければいけませんから、これで気になっていたことも解決です。

 左が「ビフォー」、右が「アフター」ということになります。
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by jurassic_oyaji | 2014-04-17 21:05 | 禁断 | Comments(0)