おやぢの部屋2
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プログラム原稿完成!
 ニューフィルの練習指揮者の方が音頭をとってやることになったモーツァルトの演奏会は、2回の練習が終わったところで、順調な仕上がりを見せています。でも、気が付いたらもう本番までに1ヶ月を切ってしまっていました。実は、私はこの演奏会のパンフレットのために、何か書いて欲しいというリクエストを頂いていました。まあ、おそらくそんなことは頼まれるのでは、と予想していたことが、当たってしまったことになります。でも、これは私自身の勉強にもなることなので、もちろん引き受けていました。ですから、そろそろとりかからないと本番に間に合わなくなってしまうので、とりあえずざっと書き始めてみようと思いました。

 ところが、私はモーツァルトの「レクイエム」などではかなり細かいことまで知っていますが、今度演奏する交響曲については、実は肝心なことを何も知らなかったのだということに気づかされてしまいます。つまり、参考にしようと思って目を通してみた資料に書いてあることが、妙に新鮮なんですよね。ここで初めて知ることがいくらでも出てくるのですよ。まあ、確かにこんな感じで今までやって来たのだなあ、という思いですね。必要に迫られていろいろ調べるものですから、そこでしっかり知識が身に付くという、なんとも効率的な勉強法なのでした。なんて、頼んだ人にしてみれば冷や汗ものですね。
 ただ、そんな知識を知ったからと言って、それをそのまま原稿に書いたりしたらそれこそ「帯職人」のレベルになってしまいますから、あくまで私の基本的なスタンスは保ちます。今回は、演奏する曲のある楽章のテーマが、確かに別のところで聴いたことがあった、という記憶をたどって、それが何だったかを確かめる作業が、そんなところでしょうか。それは、さるアニメ映画を見た時に、あ、これはモーツァルトの曲だ、と思ったことの追体験。ただ、それがどのタイトルだったかいまいち自信がなかったので、片っ端からYoutubeで聴きまくってみました。しかし、最初に目星を付けていたものでは、それが出て来なかったのですよね。その他の候補作品も空振り、そこでちょっと途方に暮れてしまったので、その件に関してはしばらく放っておいて、他の部分を書き進めます。
 大体書けたところで、再挑戦、今度は、それに関連した全作品をリストアップして、しらみつぶしに聴いてまわります。そうしたら、ありましたよ。いやあ、嬉しかったですね。正直、本当にそんなのがあったのか自信をなくしかけていたのですが、私の記憶は確かでした。
 日曜日には、ちょうど折り良く、演奏する41番をテレビでやっていました。しかも、フィラデルフィア管弦楽団の日本公演の映像、これはちゃんと見るしかありません。そうしたら、私が吹くフルートの席には、なんだかずいぶんお年を召した人が座っていましたね。

 こんな人、前からいたかなあ、と思いつつ、アップになった時にそのアンブシャーや楽器の構え方、指のあて方などには、確かに見おぼえがあることが分かりました。この人だったら、だいぶ前からこのオーケストラの首席として活躍していたデイヴィッド・クレーマーに間違いありません。あまりにも風貌が変わってしまったので、全くの別人のようになっていましたが、やはり演奏する姿と、そして音を聴けば、それはしっかり思い出すことが出来ました。実際は首席ではなく副首席だったのですが、私は、首席のジェフリー・ケーナーよりも、この人の音の方がずっと好きです。
 その41番は、なんともへんてこな演奏でしたが、お陰で思ってもみなかったような側面を知ることが出来、それを原稿に生かすことができました。それ以上に、後半のマーラーはなんだか馴染めませんでしたね。この指揮者、CDではとても素晴らしいのに。
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by jurassic_oyaji | 2014-06-24 23:33 | 禁断 | Comments(0)