おやぢの部屋2
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弦楽四重奏
 WOWOWで「25年目の弦楽四重奏」をやっていたので、いま録画を見ているところです。前に見た「カルテット」と似たようなタイトルなので内容がごっちゃになっちゃいそうなのですが、実は、こちらの映画のつもりで見ていたら、全然別なものだったというのが、正直な話です。というか、あちらは、いつまで経っても弦楽四重奏団が出て来ないので、変だなあ、と思っていましたからね。

 はれて、その「弦楽四重奏団」がメインキャストの映画を見れることになりました。キャストがすごい豪華、というか、良く知った人がたくさん出ているので、まずびっくりです。特にファースト・ヴァイオリンの人(マーク・イヴァニール)は、この前まで「救命医ハンク」に出ていたディミートリーですから、ちょっとこの役に馴染むまでに時間がかかりましたね。クリストファー・ウォーケンのチェリストが、パーキンソン病にかかってしまって引退しなければならなくなった時の、他のメンバーの反応、というか、挙動がおおむね出揃ったところ。まだ半分ぐらいしか見ていませんが、これだけでももうとんでもない展開です。結束の固かったグループのメンバーがいなくなりそうだ、というだけで、もう内部の人間関係がバラバラになってしまうというのですからやりきれません。
 その中で、今までセカンド・ヴァイオリンだった人(故フィリップ・シーモア・ホフマン)が、二人で交代にファーストとセカンドを担当するように提案する場面が出てきます。これを、字幕で「第1」、「第2」とやっているのが、なんかいかにもシロートな感じがしてしまうというところで、いつもながらのクラシックをネタにした映画の完成度の低さ(いや、これは映画を作った人の責任ではありませんが)を味わってしまうことになるわけです。日本のヴァイオリン奏者で「オレに『第1』をやらせてくれよ」なんてい言う人なんか、いるのでしょうか?もっとも、「『ストバイ』やらせてね!」なんて言っても、ちょっと鼻もちならないところがありますから、微妙なところですがね。
 今日、3回目の練習があった「杜の都 合奏団」(これは、「都」の後に空白を入れないと、「杜の都合」になってしまいます)でパートを決める時には、そんな「ファースト」と「セカンド」のこだわりなんて無かったんでしょうね。それよりも、普通ニューフィルが取っているような、ファーストもセカンドもステージの下手寄りに並んでいる配置ではなく、ファーストは下手、セカンドは上手、という、いわゆる「対向型」になっているのが面白いところです。特に、モーツァルトでこれになると、この2つのパートの役割がはっきり分かって、とても面白く聴こえますからね。もう3回目ともなると、パートとしてのまとまりも出てきて、うっとりするような響きが聴こえるようになってきたのはうれしいことです。どちらのパートもニューフィルと市民響がほぼ半分ずつという構成ですので、次第に馴染んできたのでしょうね。本番までには、さらにまろやかな音に育って行ってくれることでしょう。
 でも、管の方は、いまだに全員揃ったことがない、というのがちょっと辛いところですね。これが、ニューフィルみたいな「降り番」のいないグループの宿命ですね。その人以外には代わりは用意できないので、メンバーが休めばそのパートは丸々穴が空いてしまいます。
 今日は、全曲を通して演奏していました。なかなか緊張を強いられる練習でしたが、まあわたし的にはスタミナは大丈夫だったので一安心です。正直、演奏会の曲目に全部乗るようなことはほとんどありませんから、ちょっと心配だったのですが、これだったらなんとかなるでしょう。41番の4楽章では、後半に管と弦がずれて、完全に崩壊してしまいましたが、多分私は「ずれてない」方で生き残っていたはずですから。でも、これは怖かった。ですから、スタミナというよりは、現場での緊張感が最後まで保てるか、という勝負になりそうですね。おそらく本番では、心身ともにくたびれ果てていることでしょう。
 その本番は来月20日。会場はイズミティです。

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by jurassic_oyaji | 2014-06-28 22:07 | 禁断 | Comments(0)