おやぢの部屋2
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仙台にコンサートホールが!?
 仙台に、「音楽ホール」、つまり「コンサートホール」を作ろうという動きがあるそうですね。もうすでに駅前にあるではないか、という人もいるかもしれませんが、パチンコ屋の話をしているんじゃありませんからね。ははは。それならば、ちゃんとしたクラシック用の「コンサートホール」が旭ヶ丘にあるではないか、という人もいるはずです。確かに、正式な名称だと「日立システムズホールコンサートホール」というとてもくどい名前のホールがありますね。あそこは、なんたってプロのオーケストラ「仙台フィル」が定期演奏会を行っているホームグラウンドですから、正真正銘のコンサートホールではないでしょうか。
 でも、ちょっと待ってください。実は、私が何年か前に「コンサートホールの定義」というものをここに書いたことがあります。それによると、まっとうな「コンサートホール」と呼ばれるためには、次の次の3つの条件を満たしている必要があったのではないでしょうか。
1 .クラシック音楽に適した音響設計が施されていること
2. 収容人員が1000人を超えること
3. パイプオルガンを備えていること

 異論はあるかもしれませんが、この3つの条件は外すことはできない、というのが私の考えです。つまり、仙台市にはこの条件を満たすホールは一つもないことになります。さっきの「日立・・・・」では、2.と3.が満たされていません。最近出来た「萩ホール」では、惜しいかな3.がありません。
 逆に考えれば、この3つの条件を満たすホールは、仙台を除く日本中の大きな都市、いや、もっと小さな都市にでもすでにいくらでも建っているのです。はっきり言って、いまだにこういうホールを持っていない仙台市は、音楽文化について語る資格などないということになります。よく「楽都仙台」などという「標語」を見かけることがありますが、あれは真っ赤なウソ、よくもしらじらしくあんなことを言えるものだと、恥かしくなってしまいます。
 もっと切実なことを言うと、最近は仙台には外国のオーケストラが殆ど寄りつかなくなっています。演奏会を開こうとしても、使えるホールがないのですから、当たり前の話です。まだ、よその都市にちゃんとしたコンサートホールがなかった時代には、カラヤン指揮のベルリン・フィルなんかが当たり前のようにやって来たというのに、今では素通りして

 札幌や

 新潟や

 金沢に行ってしまうのですからね。

 仙台に「コンサートホール」を作ろうという話は、今に始まったわけではありません。というか、殆ど建設場所など具体的な話が決まっていながら、土壇場になって白紙撤回になってしまったことがありました。ですから、今回の動きも、全面的に喜ぶわけにはいきません。ただ、一応「震災復興事業」という建前があるようですから、期待できないわけではありません。なんたって、兵庫県には阪神淡路大震災の後では、あんなに立派なホールが建ってしまったのですからね。ですから、本気になって建てようとするのなら、あれぐらいのビジョンを持ってことにあたってもらいたいものです(でも、あそこはオルガンがなかったような)。
 求められている事業母体が宮城県ではなかったというのも、ある意味歓迎できるかもしれません。議会で憲法改正の意見書が可決されるような恥さらしの県には、絶対にそんな文化を担ってほしくはありませんからね。
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by jurassic_oyaji | 2014-07-04 21:44 | 禁断 | Comments(0)