おやぢの部屋2
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アンコール
 おとといのニューフィルの演奏会は、予定通りもろに大学女子駅伝と同じ日に重なっていました。ですから、ホールの前でちょうど開演を待つ人の列が出来始めた頃には、もう少しするとすぐ前の道路を最終ランナーが走ってくるということで、たくさんの人でごった返していましたね。この人たちが、レースが終わったらみんなホールの中に入ってくれれば良かったのですがねえ。
 そんな様子を写真に撮ろうと思って外に出てみると、そこでは主催者が応援用の旗を配っていましたから、これも何かの記念だと思って1本もらってきましたよ。もちろん、それをもって応援に参加していたのでは本番に間に合わなくなってしまいますから、それは楽屋に持ちかえって代わりにMさんに応援してもらいました。

 そういう旗、だいぶ前にもなにかの時にもらったことはあったのですが、それは紙製でした。でも、これはポリエチレンかなんかで出来ているみたいですね。ですから、振った時には紙特有の「バリバリ」という音が全然しないのが、ちょっともの足らないですね。それよりも、この旗にはそんな紙製のものとは全く異なる特徴があることに気づきました。

 ご覧ください。表も裏も、しっかり「表」の文字が見えますよね。当たり前のような気がしますが、大体は、

 こんな風に、裏側では文字が反転して、とんでもない言葉に見えてしまうこともあるのが「普通の」旗なんですけどね。
 それはともかく、その演奏会は、なにかいつになく充実した気分になれるものでした。演奏時間も、当初の見込みでは2時間以内で終わってしまうような感じだったのですが、実際には2時間15分かかっていました。それは、アンコールが、ソリストが2曲、そしてオケ全体として2曲という、いつにない大盤振る舞いだったおかげでしょう。聴きに来たお客さんの中にも、「最後にサプライズがあって楽しめた」とおっしゃってくれた人がいましたからね。
 その、オケの2曲のアンコールは、もちろんずっと練習していたので何を演奏したのかは分かりますが、ピアニストのアンコールは事前には全く知らされてなかったので、そもそもやるのかどうかも分かりませんでした。それでもまず1曲演奏してくれて、普通はそれで終わってしまうものなのでしょう。橘さんが「もう1曲」みたいなジェスチャーをして、ピアニストはそれに応じないものだからずっこける、というのもお約束の演出だったはずですしね。
 しかし、ヤスィンスキイさんは、その「もう1曲」をやってしまいましたね。本当に、大サービスでした。その2曲目には、演奏の前にかなり長めのコメントをしゃべられていたので、作品の名前は分かりました。「ほとんど知られていないヨーゼフ・ホフマンという作曲家の『マズルカ』」ということでしたね。実は、彼は今年の初めにそのホフマンさんのピアノ曲を録音していたのですよ。あとで打ち上げの時に「英語で」聴いてみたら、そのCDは来年の5月にリリースされるとか、録音の時には24本のマイクが使われていた(おそらくサラウンド)とか言ってましたね。まあ、言ってみれば少し早目のプロモーションだったのでしょう。
 ところが、1曲目については、うっかりして曲名を聞き洩らしてしまいました。しかし、例によって仕事の速いしできさんのおかげで、早々と録音が手に入ったので、さっそくそのコメントのところを聴いてみました。そうしたら、彼は「ちょっと(ラフマニノフとは)違う感じのドビュッシーを演奏します」としか言ってませんでした。確かに、ドビュッシーだということは聴いていて分かったのですが、それがなんという曲なのかまでは分かりませんでしたね。そこで、その録音を頼りに調べてみたら、「12の練習曲よりNo.11 Pour les arpèges composés」であることが分かりました。それは早速、公式ページの「歴史」から行ける今回の演奏会のページに載せてあります。
 でも、ついでにほかの人の演奏と聴き比べてみると、彼の演奏はとんでもなく早いことが分かります。なにしろ、普通のピアニストだと演奏時間が大体4分から5分の間なのに、彼の演奏は3分半ですからね。もう、最初の「アルペジオ」からして、ものすごい早さですから、さすが、という感じです。
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by jurassic_oyaji | 2014-10-28 21:37 | 禁断 | Comments(0)