おやぢの部屋2
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「駅」と「さよなら」
 「ゼロ円にしちゃいます」に味を占めた愚妻が、去年のレシートをかき集めて二匹目のどぜうをねらって再挑戦なんて言い出すものですから、結局、今年のお正月も買い物に走りまわることになってしまいました。案の定、全部100円の商品券(期限付き)でしたけどね。
 そんな、初売りで賑わう市内で信号待ちをしていたら、こんな駐車ビルが見えたので、ずいぶん大きなあ、とか思って眺めていると、そこの耐震用の筋交いがなんだか文字に見えてきました。一回そう思ってしまうと、もうこれは縦に2列並んだ「ハハハ」にしか見えなくなってしまいますよ。思い込みというやつですね。なんか、とても幸せな気分になれましたね。
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 今日から仕事も普通に始まったので、職場に行ってみると、山のように振替用紙が届いていました。去年の暮れに出したDMに同封した用紙を使って、1年分の会費などを納めた人の用紙のコピーが、こんなにたくさんになっていたのですね。ざっと見たところ、200枚か300枚はありそう、これを集計しなければなにもできません。1枚の用紙に何種類かの項目の入金が書かれているので、それを項目ごとに別の紙に書き写して、ひとまとめにする、という作業です。去年から始めたこの方式は、もちろんお客さんの要望に応じて始めたものなのですが、確かにお客さんには好評のこのやり方は、受け取る側にとってはかなり煩雑なものであることが、実際に去年やってみて身にしみて感じてしまいました。とは言っても今さら引っ込める訳にも行かないので、なんとかこちらでルーティンに処理できるように手順を考えて対応する他はありません。
 でも、とっかかりさえ思い出せば、あとは単純作業なので、この休みの間に録っておいた達郎の番組を聴きながらやることにしました。私のFM環境で留守録が出来るシステムはこの職場の事務室にしかないので、いつもこんな感じで週明けはまず達郎、ということになります。今日は、それが2本ありました。そのうちの1本は年末に放送したもので、竹内まりやがゲストで出演していました。達郎やまりやのライブの話で盛り上がっていましたね。二人とも仙台でライブをやったのに、私は最初から参戦をあきらめていましたから、なんか悔しかったですね。
 そこでリクエストに答えてかけていたのが「駅」でした。これは大好きな曲で、私はまりやと同じキーで、つまり実音で歌うことが出来ます。まりやの声は低いので、ファルセットを使えば同じ音域が出せるのですね。それで一緒に歌っていると、最後になって問題のフレーズが出てきました。「今になってあなたの気持/初めて分かるの痛いほど/私だけ愛してたことも」というやつですね。今は無き、東急東横線の渋谷駅を舞台にした歌なのだそうですが、2年ぶりに電車の中で昔の恋人を見かけ、妄想にふけるという内容ですね。ですから、この最後のフレーズは、「彼が私のことだけを愛していた」のだとずっと思っていたのですが、実はもう一つの解釈もあるのだ、と、だいぶ前にこの番組の中で紹介されていたのですね。つまり、「私だけが、勝手に彼のことを愛していた」という解釈です。確かに、言われてみればこちらの方がより現実的な気がするのは、私が男だからなのでしょうか。
 同じように、同じキーでファルセットを使えば歌えるのが、小田和正の「さよなら」、「なら」の音はHですから、私には実声ではまず不可能です。これも、歌詞を細かく読んでみると、いろいろと妄想が広がる曲です。特に「愛は哀しいね/僕の代わりに君が/今日は誰かの胸に/眠るかもしれない」という部分。二人が別れることになったのは、おそらく男が浮気をしてもう女を必要としなくなったからなのでしょうが、ここで男は「君だって浮気をすることはあるじゃないか」と言っているのですよ。これだけだと男の身勝手のようにも思えますが、サビでは「愛したのは確かに君だけ/そのままの君だけ」と言ってます。これを裏返すと、もう「そのまま」ではなくなったから愛してはいない、とも解釈できますよね。さあ、悪いのはどっちだったんでしょう。
by jurassic_oyaji | 2015-01-05 21:56 | 禁断 | Comments(0)