おやぢの部屋2
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「ヴァチカン・レクイエム」京都公演がWOWOWで
 きのうは、3月11日、これを「さんいちいち」と言う人は信用しないことにしています。深い意味はありませんが、まあ「ハクチョウコ」とか「モツレク」という言い方を忌み嫌うのと同じところに起因しているのかもしれません。
 そんな「モツレク」、いや「モーツァルトの『レクイエム』」の演奏会が、なんとWOWOWで生中継されていたではありませんか。もちろん、きのうの「5回忌」のための特別番組、それを無料で加入者以外の人も見られるという大盤振る舞いです。
 その演奏会は、今私が練習しているのと同じ企画の中で、京都で開催されるものです。たまたまその日だったからなのか、最初から決まっていたのかはわかりませんが、同じ演奏会を全国各地で行うことになっています。もしかしたら、私がこれから出る演奏会が全国中継されていたかもしれませんね。ただ、この京都公演には、仙台からも合唱団員が参加しています。全部で15人ぐらいでしょうか、以前練習の時に、京都で仙台からの「助っ人」を募集していて、旅費や宿泊費も全部持ってくれるという話があったので、よっぽど行ってみようかなと思ったぐらい、こちらも太っ腹な話ですね。結局行ったのは高校生と大学生だけでしたが、放送の時にWOWOWのアナウンサーが言っていたのは「被災地からの参加」でしたね。
 実は、仙台で練習している我々は、一応高校生のヴァイオリン・ソロがある、とか、オーケストラがロッシーニの序曲を演奏するとか、断片的なことは聞いてはいたのですが、その演奏会が全体としてどんなものになるのか、ということは一切知らされていませんでした。チラシにも何も書いてありませんから、もちろん聴きに来るお客さんも何もわからないはずですね。ですから、この京都公演で初めて、我々としてはその全貌を知ることができるということになります。
 それにしても、下手にあるスポンサーボードとか、曲目をいちいち紹介しているMCさんとか、普通のクラシックコンサートとはずいぶん様子が違っています。でも、そんなものは別に演奏される音楽には何の邪魔にもなりません。いい演奏さえ聴ければそれでいいのですからね。もちろん、そのために私たちは長い間熱心に練習を重ねてきているのですから。そこで気になるのが、一度も聴いたことのないイタリアのオーケストラがどんなものか、です。物見遊山気分でやってきていい加減な演奏をされたのでは目も当てられませんからね。一応、このオーケストラの素性は、ペーザロのロッシーニ音楽祭のオーケストラだ、という情報はありました。ただ、その音楽祭は年に1回しか開催されませんから、オーケストラが常設のわけはないので、その時期だけに集まるいわば「寄せ集め」のはずですし、演奏するのはロッシーニの作品だけでしょうから、それがモーツァルトではどうなのか、とても気になります。
 しかし、それは全くの杞憂でした。これは、とてもしなやかな音色と音楽性を持った、素晴らしいオーケストラでした。ただ、コンサートの前半にはロッシーニの序曲が3曲演奏されましたが、指揮者がなんだかもたもたしているので、ロッシーニらしさがあまり伝わってこなかったのが残念でしたね。そのあと高校生(仙台の白百合学園)のヴァイオリン・ソロがありましたが、そのバックの弦楽器は絶品でしたね。
 後半の「レクイエム」は、同じ指揮者でもう少しすると歌うことになるので、なんだか緊張します。しかし、オケは素晴らしいのに(ちゃんとクラリネット奏者がバセット・ホルンに持ち替えていました)いまいち合唱に「力」がありません。なんか、小さくまとまっている感じ、この指揮者が仙台に来て指導していったときにはもっとイキイキとした音楽をやりたかったはずで、仙台の合唱団もそれにかなりこたえられるようになっていたのに、そういうポイントがほとんど伝わってこないのですね。
 あと、ちょっと気になったのが、ソリストのルックス。ソプラノとテノールが日本人でしたが、ソプラノはつけまつげが、テノールはモヒカン刈りが今でも目に焼き付いていますよ。そのテノールの方が、今回のコンサートのすべてのプロデュースをなさっているそうですね。お忙しくて、あまり本業の練習ができなかったのでしょう、ちょっとつらい演奏でしたね。
 仙台での演奏会は、来週の金曜日、、20日の7時から、泉パークタウンの白百合学園の敷地内の「レジナパーチスホール」で行われます。当日券もあるはずですから、ぜひいらしてみてください。合唱は、このオーケストラに見合うだけの演奏をするために、残った練習は本気で頑張るはずですから、きっと満足していただることでしょう。
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by jurassic_oyaji | 2015-03-12 21:59 | 禁断 | Comments(0)