おやぢの部屋2
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駅コンのマナー
 仙台駅の駅コン(どうしても「駅婚」と変換されてしまいます)、きのうの2日目は本番の方に行ってきました。ちゃんと椅子に座ってこの駅コンを聴いたのは初めてのことでした。
 リハーサルの時でもかなり早い時間から席に座っている人がいるぐらいですから、本番ではもっとすごいことになりそうな予感があったので、少し早目にと思って開演1時間前に着くように行ってみました。そうしたら、思った通りその時点ですでに半分ほどの席が埋まっていましたね。それでも、前から2列目が空いていたので、そこに座ります。ここはもちろん駅の構内ですし、オケもベタで座っているので、そのぐらいでないとたぶん前の人の頭が邪魔で何も見えなくなりますからね。ただ、そこはPA用のスピーカーのすぐ前でした。ちょっと不安ですが、まあ、実際にどんな音を出しているのかダイレクトに体験できるはずですから、しっかりモニターしてみましょうか。
 客席の周りにはたくさんのスタッフが「席取りはしないでください」という意味の看板を持って立っていました。一旦座ったら、そこに荷物などを置いて別のところに行って時間をつぶすようなことはやめてくれ、という趣旨の呼びかけなのでしょう。まあ、当然のことでしょう。数は限られていて、座れない人は周りに立つことになるのですから、そんなところをキープだけして買い物なんかをやっているなんて、許されないことですからね。私のすぐ後ろの席も、なんだかそんな感じで空席になっていました。確かにそこにいたはずの妙齢のご婦人が、いつの間にかいなくなっていて、その席には空っぽの紙袋かなんかが置いてあります。しばらくすると、そこに「ここ、空いてますか?」とやってくる人が現れました。これはもう、さっきからさんざん看板で訴えているように、完全に「いなくなってしまった」人の負け、あとから来た人は堂々と座れるはずです。ですから、すぐその前で看板を持っているスタッフさんは、率先してその看板の主張が実現されるように尽力すべきではないか、と思ったのですが、なぜかその方は「自分には関係のないこと」みたいな感じでこの事態を正視しようとはしません。職場放棄ですね。結局、そこには新しい人が座りましたが、しばらくして大きな荷物を抱えてそこにかつては座っていたご婦人がやってきましたよ。でも、これはあきらかな「反則」ですから、すごすごと立ち去らざるを得ませんでした。今度駅コンに行くときには、こんなミスは犯さないようにしましょうね。
 きのうの新田さんのプログラムは、とても「駅コン」とは思えないようなマニアックなものでした。なんせ、すべてがシベリウスの作品で序曲は「ペレアスとメリザンド」から「庭園の噴水」、コンチェルトは「ヴァイオリン協奏曲」、シンフォニーは「交響曲第2番」、さらにアンコールは「アンダンテ・フェスティヴォ」というフルコースのコンサートと同じなんですからね。ただ、もちろん全曲やったのでは1時間では収まりませんから、協奏曲では第1楽章、交響曲では第2楽章がカットされていますが、はっきり言ってこれは大冒険なのではないでしょうか。でも、お客さんはしっかり受け止めていましたね。特に、西本さんがソロを弾いた協奏曲は一部スタンディング・オヴェーション。
 音は、どうだったでしょう。なにしろものすごいグラウンド・ノイズの中で行われるコンサートですから、生音だけでは例えばコントラバスなどは絶対に聴こえてこないはずですが、どの楽器もしっかり聴こえてきます。確かに、マイクは管楽器はには一人1本、弦楽器はプルトごとに1本セットしてありますから、それこそホールでも聴こえてこないような個々の楽器の音までがはっきり聴こえてきます。
 ただ、問題はそのスピーカーから出てきた音のクオリティ。特にソロ・ヴァイオリンなどでは、へんなリバーブが付いているのがかなり耳障り、そして、客席向けのスピーカーはこの丸の中の2台しか用意されていないようで、
 すぐ前で聴くとトゥッティになるともろにひずんでしまいます。これは、長く聴いているとかなりの苦痛です。まあ、ホールのPAでこれよりひどいのはいくらでもありますから、これがスピーカーの限界なんでしょうね。ただ、もう少し高音がきちんと出るスピーカーを使えば、かなり改善できるような気はします。
 ミキシングはそのスピーカーの音を聴くのではなく、オケの横でをヘッドフォンを使ってやっていましたが、これでモニターしたのではスピーカーからのバランスは全然違ってしまいますよね。
 演奏が終わると、客席から花束が新田さんに渡されていました。その花を持っていたのが、さっきのご婦人、大きな荷物は花束だったのですね。結果的には、渡しやすいところにいたということになりますが・・・。
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by jurassic_oyaji | 2015-05-10 21:32 | 禁断 | Comments(0)