おやぢの部屋2
jurassic.exblog.jp
ブログトップ
リリースされているCDが手に入らないのはなぜ?
 去年の秋の定期演奏会で共演したピアニスト、ヤスィンスキイさんのヨーゼフ・ホフマンの作品を集めたCDがリリースされました。録音した時には「NAXOSに(ヤスィンスキイさん)」ということだったのですが、発売されたのは「GRAND PIANO」という、普通のNAXOSよりはハイ・グレードのレーベルになっていました。それだけ、NAXOSとしても気にかけている、ということの表れなのでしょうか。
 このCDは、ドイツでは5月の初めにリリース、ヤスィンスキイさんもご自身のFacebookで5月5日に「僕のCDがリリースされたよ!」と書き込んでいましたね。ただ、日本国内でのリリースは少し遅れて5月27日の予定になっていました。それこそ「帯」を付けたりするので手間がかかるのでしょう。もちろん、私は発売日よりもかなり早め、4月24日にHMVに予約をしました。こういうものは、そもそも仕入れの枚数が少ないので、発売日を過ぎてしまうと入手できなくなることもありますからね。ところが、発売日になってもCDは送られてはきません。サイトの注文履歴を見ると、「入荷待ち」となっていますね。ということは、メーカーからまだ品物が入ってきてないのでしょうか。こういうこともよくあります。いきなり発売予定が延期になってしまう場合は数知れず、ただ、そういう時にはサイトでのこのアイテムの発売日も変更されているのが普通なのですが、そこにはちゃんと「5月27日」のままですから、ちょっと変です。
 そこで、代理店であるナクソス・ジャパンに聞いてみました。そうしたら「5月には出荷済みです」という返事があったではありませんか。ちゃんと予定通りに国内でもリリースされていたのですよ。それを、予約までしていたのに入手できなかったというのはどういうことでしょう。まあ、あまりに予約注文が多かったためにHMVでは全員の予約には対応できなかったのだとしても、ナクソス・ジャパンにバックオーダーをかければ即座にまた入荷するのではないでしょうかね。それが、1週間たってもまだ「入荷待ち」というのは、明らかに異常です。というか、これまでにもこの2つの会社には煮え湯を飲まされてきましたが、単にそのような体質は全く変わっていなかった、というだけのことなのでしょうね。お客さんに新しいCDを届けるという基本的なことも出来ない代理店やら販売店は、そもそも企業としての最低の使命を果たしていないことにはなりませんか?
 もちろん、私はジャケットやライナーノーツ(場合によっては間違いだらけの「帯」)までも含めたフィジカルな媒体としてのCDは持っていたいので、いつ届くかわからないCDは待ち続けることにはなるのですが、ただ、音だけだったらすでにNMLで聴くことはできるので、それをちょっと聴いてみました。とりあえず、ニューフィルで「パガニーニ・ラプソディ」(こちらにヤスィンスキイさんがアップしたニューフィルとの映像があります)のアンコールとして演奏された「ホフマンのマズルカ」が何曲か収録されているので、それはどの曲なのか特定してみましょう。
 それは、すぐに「イ短調 Op.16-1」であることが分かりました。これで、ニューフィルのサイトにも詳細を書き込むことが出来ます。ついでにそのニューフィルのコンサートでの録音と今回のCDを聴き比べてみると、やはりライブでは少し早目のテンポで演奏しているのが分かります。ただ、それにしては演奏時間があまりに違いすぎます。ライブでは3分20秒なのに、CDでは4分51秒もかかっているのですよ。いくらテンポが違っても、こんなに差が出ることはあり得ません。一応A-B-Aという「三部形式」の曲なので、それぞれの部分の差を調べてみたら、17秒、54秒、20秒でした。つまり、Aの部分はテンポの差で説明できる範囲内ですが、Bの部分が違い過ぎるのですよね。そこで、たまたまIMSLPにこの曲の楽譜があったので確かめてみたら、Bの部分の後半がリピートになっていました。CDではここをきちんと繰り返していますが、コンサートでは、なんせその前にもアンコール(ドビュッシーのエチュード)をやっていたので、この繰り返しは省いていました。その違いだったのですね。
 CDの現物はいつになったら届くのでしょう。
[PR]
by jurassic_oyaji | 2015-06-04 20:22 | 禁断 | Comments(0)