おやぢの部屋2
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劇団四季の「アラジン」を見てきました
 梅雨に入ると同時に雨が降り続いている仙台地方ですが、例の「おと休パス」が使える期間中を狙って、劇団四季でやっている「アラジン」を見に東京まで行ってみたら、あっちは雨なんか降ってませんでした。同じ梅雨だというのに。なんでも、この新作ミュージカルはものすごい評判で、もうすでに劇団四季の持ち分はすべて売れてしまっているのだそうです。チケットを買った時でも、まず初日は完全に抽選でしか手に入らないようになっていて、当然うちの分は落選でした。それでも、先行発売の時に、その「おと休」がらみの休日を狙ったら、何とか取れたというレアものです。それも、座席指定はできなかったので、思い切りはじっこの席しか取れてませんでした。
 原作はもちろんディズニーのアニメ、それを、やはりディズニーがミュージカル化するという、「美女と野獣」(秋に仙台でロングランがありますね)とか「リトル・マーメイド」と同じ手法のプロダクションです。それを、演出からなにからまとめて「輸入」するというのも、最近の日本のミュージカルの定型ですね。
 アニメはもちろん見ていましたが、「A Whole New World」以外の音楽は全く記憶にありませんし、ストーリーももうすっかり忘れていました。でも、なんだかアニメにはあったのにミュージカルにはない役とか、その逆のケースなんかは結構気になりましたね。要するに、アニメでは動物だったものを、さすがに「ライオンキング」みたいなことはできないと人間のキャストに置き換えたのでしょう。でも、ジーニーはしっかり登場していましたから、うれしかったですね。確かアニメではロビン・ウィリアムズが声を担当したはずですが、おそらくロビンのアドリブをそのまま録音して、それに合わせて絵を付けたのでしょう、とても面白いキャラに仕上がっていましたね。それが、このミュージカルでもしっかり決まっていたんですね。正直、最初の方はちょっとかったるい進行ですし、セットもなんだかチャチで、なんでこんなのが評判をとったのか理解できなかったのですが、ジーニーが登場するやいなや、ステージが俄然面白くなってきましたからね(実は、彼は最初に登場していたのですが、あれがジーニーだとは気が付きませんでした)。最初のジーニーが客席に向かって突っ込むあたりは、もろ、オリジナルの演出をそのままなぞっているのでしょうが、とっても上手に消化していましたね。そしてそのあとのダンス・シーンが圧巻。前半のモヤモヤを吹っ飛ばして、グイグイとステージに引き込まれてしまいます。この中で、バーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」からの引用があったのも、うれしかったですね。そのことに気が付いた人は、満席の劇場の中には私以外に何人ぐらいいたのでしょう。
 そうなったら、もう細かいところ(いかにも「劇団四季」というダサいセリフまわしとか)なんか全然気にならなくなって、ストーリーの進行にどっぷりつかってしまいます。そこで出てくるのが「A Whole New World」ですから、たまりません。魔法のじゅうたんはしっかり空を飛んでるし、月をバックにした夜空は美しいし、もうすっかり「アラジン」の虜です。確かに、これだったらあれだけヒットしたことがよくわかります。機会があったらぜひ見てみることをお勧めします。チケットはなかなか手に入らないかもしれませんが。
 席は、PAのスピーカーの真ん前だったので、それこそこの間の「駅コン」みたいなひどい音を聴かせられるのかと覚悟していたら、そんな近くでも全然うるさくない、とてもクオリティの高い音だったのにはびっりしました。ヴォーカルも、ソロの時などは完璧です。さすがにアンサンブルになって声がたくさん重なると、かなりの歪は出てきますが、それでもそんなに気にならないほどです。確か、同じ劇場(「海」)でやった「ウィキッド」の時に、音響的に大幅な進歩があったように言われていますから、そのあたりからこんな素晴らしい音が実現できるようになっていたのでしょうね。
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by jurassic_oyaji | 2015-06-27 21:59 | 禁断 | Comments(0)