おやぢの部屋2
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練習がある日の「禁断」は、真夜中に出来上がります
 冷たい雨が降り続いて、いったい今はいつなのか、と思ってしまいますね。確か、だいぶ前の「長期予報」では、今年の残暑は厳しいと言っていたはずですが、もちろん長期予報というものは、実際に予報の対象になった日になるころにはみんな忘れていますから、別に間違っていたって「説明責任」が求められることもありません。ですから、「長期予報」なんていう、何の役にも立たないものはやめてしまえばいいと思うのですがね。いや、要するに、「長期予報では暑いと言っていたのに、寒くなってしまったねえ」という、日本人の大好きな「お天気の話」のネタとしてだけ役に立つ、というだけのものなんですよね。逆に長期予報が当たってしまったら、もうみんな話すことがなくなってしまって、例えば美容室のおねえさんなどは話題がなくて困ってしまうでしょうね。
 そんな寒い日でしたから、もうニューフィルの練習で冷房が入ることはありません。でも、やはり人が入るとそれなりに暑くなってしまうので、私はリネンのシャツを脱いで半そでのTシャツだけになってみました。でも、だんだん、これではちょっと涼しいな、と思うようになってきたので、やはりそれほど温度は上がらなかったのでしょう。
 今日の練習は、2回目の指揮者練習の直前ということで、弦楽器はほぼ全員の団員が揃っていたのではないでしょうか。ヴァイオリンあたりはエキストラが入らないことにはちょっと人数が足りませんが、それでもなかなかしっかりした音になってきていましたね。ですから、ショスタコを全楽章通してみても、そんなに破綻はなく、割とすんなり出来てしまったな、という感じです。みんな必死にさらっていたんですね。最初のころのようなどうしようもない、というところはきれいになくなって、あとほんの少し磨いてもらえれば、本番でも通用する演奏になるような予感です。
 管楽器はというと、フルートあたりは本当にヒマですね。でも、それぞれの楽章にとても大事なソロが控えていますから、そこをクリアしなければいけません。特に第3楽章の長大なソロは、始まる前の弦のピチカートが聴こえてくるとだんだん緊張してくることが分かります。ですから、ソロが始まる直前は最高にナーバスになっていて、そのままの状態で吹き始めると全然余裕のない演奏になってしまいます。1回目の通しがそんな感じで、もうアップアップでしたね。でも、2回目になると、だいぶ緊張が解けて、少しはいい感じに吹けるようにはなっていたでしょうか。でも、まだまだですね。おそらくここは、本番の直前までてこずることでしょう。
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 休憩時間に、Hさんがこの間のアンサンブル大会のBDを配っていました。帰ってきてそれの自分が演奏した部分を見てみました。まず、始まる前の前説で私がしゃべっているのが、全く何を言っているのかわかりませんでした。いつもこんな風にしゃべっているのですね。本人でさえわからないのですから、ほかの人はさぞ聴きずらいことでしょう。ごめんなさいね。演奏は、まあやっているときに感じたことがそのまま出ていましたが、全体でみるとそれほどアラが目立たないで、聴きようによってはなんだかとてもさわやかなものに聴こえるかもしれませんね。たしか、ほかのパートの人が「優雅な演奏ですね」と言っていたような気がしましたが、確かにほかの人が聴いたらそんな風にも感じるかもしれないような演奏でした。
 しかし、BDで見ると画像のリアリティはすごいですね。ですから、私たちの前の前にやった打楽器のアンサンブルなんかは、鳥肌が立つような演奏に感じられました。普段は後ろでなんかやっているパートの人たちが、こんなに素晴らしいことに気づくのも、この企画のメリットです。
by jurassic_oyaji | 2015-09-08 23:59 | 禁断 | Comments(0)