おやぢの部屋2
jurassic.exblog.jp
ブログトップ
今のキャストでのミセス・ポットはいまいち
 今県民会館でロングラン中の「美女と野獣」は、もうご覧になりましたか?私は初日に行っただけですが、あとは千秋楽のチケットも取ってあるので、しばらくは間があります。でも、愚妻はもう3回も見に行ったそうです。そのうちの1回は、なんと「20周年記念」の日だったということで、盛り上がったみたいですね。いや、これは前もってわかっていたので、狙って取っていたのですが。なんでも、あのホールにある花道を「20th」という看板をかついだ人が走り抜けていって、それをステージに置いたのだそうです。それからはもう延々とカーテンコールが30分以上続いたのだそうです。もちろん客席は全員スタンディングだったのでしょう。30分も立ちっぱなしなんて、大変ですね。ニューフィルでお客さんがスタンドして、アンコールの拍手が30分鳴り止まないなんてことはあるのでしょうか。
 それにしても、この劇団の公演を見に行って気になるのが、まだ小学校にも行っていない子供が平気で客席にいることです。中には、母親の膝の上に座っている本当に小さな子もいたりします。案の定、その日も近くの席に小さな子供が座っていたので、場内のスタッフが「もし、まわりのお客様にご迷惑がかかるようなときには、外に出てください」と言っていたのだとか。そんな注意をすることよりも、そもそも、そんな不確定なことが起きないように、そのような可能性のある年齢の子供は入場をお断りするのが筋なのではないでしょうか。これは、小さい子だからといってそういうものに触れられるような機会を奪わないでほしい、という議論とはまったく別の次元の話です。あなたは、他人に迷惑をかけてまで、お子さんの情操教育を行いたいのですか?それはそれで、しかるべき企画がいくらでもあるのですから、どうかこれをはるばる遠くから見に来ているような人の楽しみを損なうようなことだけは、やめてほしいものです。
 そして、それは、その演奏会やミュージカルがとてもつまらなくて退屈してしまうこととも、全く次元の異なる問題です。たとえその人が退屈で居眠りをしてしまっても、実際に涙を流しながら舞台を見入っている人は確実にいるのですからね。
 実は、この「美女と野獣」はミュージカルはもう何度も見ているのに、その元の形であるディズニーのアニメはまだ見たことがありませんでした。たまたまWOWOWでディズニー特集をやっていたので、遅まきながら見てみましたよ。確か、これはアニメの世界に初めてCGを持ち込んだことで話題になったような気がしますが、確かに二人のダンスのシーンはそれまでには見られないようなカットがありましたが、それ以外には格段変わったところはないような気がしました。セル画も明らかに手抜きと思えるようなところもありましたね。でも、やはり圧巻なのは、アニメならではのありえないものがありえないような動きで踊りだすという、それこそ「ファンタジア」あたりで確立された技法でしょうか。これこそがアニメの醍醐味、というところはたくさんありましたね。
 これを見てしまうと、このミュージカルがなぜつまらないかが分かるような気がします。いくら工夫をしてみても、人間がティーポットやティーカップになるのにはかなりの無理があるのですね。スプーンが空を飛ぶのを実際に再現することだって、できません。要は、そこに舞台作品としての「お約束」を介在しないことには、心から楽しむことはかなり難しいのですよ。同じディズニーで、やはり同じような失敗を犯しているのが「ライオンキング」でしょう。あそこでは、ジュリー・テイモアという無能な演出家が、それをさらにひどいものに仕上げてしまっていました。
 なんて言いながら、千秋楽ではもしかしたら涙を流していたりして。
[PR]
by jurassic_oyaji | 2015-11-26 20:59 | 禁断 | Comments(0)