おやぢの部屋2
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あさ~のそらをみあ~げて~
 あけましておめでとうございます。
 朝目を覚ましたら、なんだか外が明るいので障子を開けてみると、まさに山影から初日が昇りはじめたところでした。ベランダから初日の出を見れるなんて、なんだか得をした気分。しばらくするとすっかり空が曇って雪まで降ってきましたからね。
 そんな感じで始まった新しい年ですが、また一つ年を重ねて自分の技能をより高めるとともに、あくなき好奇心をますます働かせて、その結果を形にしていきたいと思っています。と、わざわざ普段書かないようなことを書いたのは、今まではそういうことは全然意識せずに出来ていたものが、だんだんはっきりとした意志を持ってやらないと進められないようになってきたものですから。これが年を取るということなのならば、それに合わせて気持ちをシフトさせていく必要がある、と、思い始めているところです。
 きのうは、「紅白」の裏番組でN響の「第9」をやっていたので、こちらを録画しつつ、断片的に見ていました。久しぶりに目にした「倍管」によるベートーヴェンは、なかなかのものでした。フルートパートなどではそれにピッコロが加わって「5管」になっていましたからね。合唱も200人以上の音大生の集まりでしたから、声は若いし迫力がありましたね。男声もたくさんいましたし。
 その「第9」と言えば、つい最近地元の別のオーケストラでの演奏を聴いたばかりでした。その時にちょっと違和感があった部分があったので、それを確かめるために別の演奏も見て、いや、聴いてみたかったものですから。それは、合唱のドイツ語の発音。仙台の合唱団の人たちは、一様にかなり「モダン」な発音で歌っていました。どういうことかというと、「Freude, schöner Götterfunken, Tochter aus Elysium」という歌詞を、カタカナで表すと「フロイデ、シェーナー ゲッターフンケン、トホター アウス エリーズィウム」と歌っていたのです。要は、「er」という部分を、英語のように「アー」とまっすぐにのばしていたのですね。私などが以前歌った時には、ドイツで長いこと勉強してきた合唱指揮の方は、この部分は「エる(巻き舌)」と発音しろ、と口を酸っぱくしていましたから、みんな必死でなれない巻き舌に挑戦していたものですから、これがあまりに間の抜けたイージーな歌い方に聴こえてしまいました。ですから、それから何年も経っていませんが、今の「第9」の業界ではこういうスマートな発音が主流になっているのかな、と思って、それなら世界最先端の指揮者が指揮をしているN響ではどんな歌い方をしているのか、聴いてみたかったのですよ。
 その合唱団は、何事もなかったかのように、私が歌っていたような発音で歌っていましたね。やはりこの方が落ち着きますし、自然です。なんたってこれはベートーヴェンの音楽なのですから、仙台のような英語風の発音はなじみません。というか、英語でさえまっすぐに「アー」と伸ばすようなことはなく、語尾にかすかに「る」っぽいものが入るのが正しい発音のはずですからね。正直、仙台の合唱団の発音は、外国の言葉ではなく、ただの「日本語」にしか聴こえません。それもかなり幼稚な。
 そんな風に、今年も数々の揚げ足取りがここには登場するはずです。俎上に上った方々には、今のうちからお詫びを申し上げておきます。なにとぞご寛容を。
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by jurassic_oyaji | 2016-01-01 21:12 | 禁断 | Comments(0)