おやぢの部屋2
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榮倉奈々主演の「娚の一生」は今夜放送です
 今年のお正月には、WOWOWでは見たい映画をたくさん放送してくれています。ついこの間見たばかりの「マエストロ!」なども、元日にやっていましたね。これはすでに見ているので即BDに焼いて保存です。それに続いてやっていたのが、待望の「舟を編む」でした。もうだいぶ前の映画のような気がしていたのでとっくに放送されたものを見逃していたとずっと思っていたのですが、これが初オンエアでした。ふつうは公開されてから1年以内には見られるはずで、「デビクロくん」が丸1年経って放送された時には「やっと」と思ったぐらいですが、これは公開されてから足掛け3年ですからね。
 もちろん、これは最近原作を読んで、その時に映画化されていたことを知ってずっと見たいと思っていたわけです。なんたって「マジメくん」役が松田龍平だというのですから、これ以上のキャスティングはありません。ただ、「カグヤちゃん」が宮崎あおいだというのが、一抹の不安を抱かせます。
 台本は、基本的に原作に忠実な流れは大切にしていましたが、細かいところで原作にはなかったエピソードを付け加えたり、多少の変化を加えたりして、よりエンターテインメント性を増しているような気がしました。というか、原作を読んだのもだいぶ前でほとんど忘れてましたし、映画があまりに自然な流れなので、そんなに変わってはいないような気が、最初はしていたのですね。でも、もう一度、必要があって全編を早送りで見直しているうちに、なんだかこれは原作にはなかったな、と思えるようなところが出てきました。
 なぜ見直したかというと、エンドクレジットでキャストが出てきたときに、そこに又吉先生の名前があったからです。一瞬、え、又吉なんていた?状態になってしまいましたよ。あれだけ目立つ人ですから出てくれば間違いなく分かるはずなのに、もしかしたら髪を切って登場していたのかな、とか考えてしまいました。いろいろ考えてみると、そんな見落とすような役だと辞書作りの最後のところで出てくる学生アルバイトあたりしかいないのではないか、ということになったので、そのあたりまでインデックスで飛ばして、早送りで見てみたのですが、どう考えてもその人たちの中にはいません。そうなると、インデックスに頼らず、全部早送りして探すしかありませんよ。
 そうしたら、ついに見つかりました。こんな役で出ていたんですね、という感じ。原作では「赤シャツさん」と呼ばれるだけで名前も付けられていない、表紙のデザイナーでした。映画ではちゃんと「戸川」という名前をもらっていますが、原作を尊重して衣装は赤いシャツでしたね。これ、確かに最初にも見ていたシーンでしたが、全く気が付きませんでした。
 映画で変わっていたところはかなりたくさんありました。でも、それぞれの変更はとても納得のいくものでした。というか、原作はもっぱら辞書作りの過程を丹念に描いていて、それ以外のところではそれほど熱心な描写はないような感じなのですよね。マジメのラブレターにしても、確かにあんな手紙を書くような気はしますが、なんか「作り物」のような気がして少し違和感があったものを、映画ではとても上手な方法で、よりお互いの気持ちの機微が分かるようになっていました。しかし、それはあくまで台本上でのこと、それを実際に言葉にしていた宮崎あおいの演技は、正直がっかりしてしまいました。そもそも、最初に登場した時から、私が描いていたイメージは見事に裏切られていたのですが、この部分でその不信感は決定的なものになってしまいましたよ。私の個人的な好みとしては、この役はぜひ榮倉奈々にやってもらいたかった。
 それから、西岡さん(マジメの先輩社員、びおら弾きではありません)が「酔った勢いでプロポーズする」というシーンも確か原作にはなかったはず。これが見事にストーリーの本筋とリンクしていたのは、すごいですね。
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by jurassic_oyaji | 2016-01-03 19:35 | 禁断 | Comments(0)