おやぢの部屋2
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「運命」をオケと共演するんですって
 きのうニューフィルの練習に行く前に持ち物をチェックしていたら、なんだかあるはずのものが見当たりませんでした。それは濃紺のトートバッグ。ヴィオラのNさんから頂いた薬屋さんのノベルティなんですが、いつも「かいほうげん」を持っていくときに重宝しています。100部入れていくのにちょうどいい大きさなんですよね。それで、先週は発行日だったのでそれに入れて持って行って、帰りには展示していたチラシなどでもう必要がなくなったものとか、少したまりすぎた「かいほうげん」のバックナンバーなどを入れて持ってきた、つもりでした。ここにないということは、練習場に忘れてきたのでしょうか。確かに、何も残っていないことを確認したはずですが、見落としたのでしょうかね。あるいは自宅にまだ置いてあるとか。
 もし、会場に忘れていたのであれば、メンバーで最後に出た人の目につくはずですし、そうでなくてもいずれは係員の人が見つけて受付に持っていくでしょうから、それは大丈夫でしょう。だいぶ前に、そうやって忘れ物が返ってきたことがありますから。でも、きのうの練習では、誰からも忘れ物の話はありませんでした。帰ってきて自宅を見ても、やっぱりありません。まあ、中身はいずれ資源ゴミで出そうと思っていたものですから、別になくなっても構わないんですけどね。でも、本当に忘れたのかどうかが分からないのは、ちょっと気になります。
 気分を変えて、今度新しい車が届いたら、今の車は引き取ってもらわなければいけないので、今のうちにトランクの掃除でもやっておこうと思いました。11年間、まともに片づけたことはありませんでしたからね。そこでトランクを開けてみたら、そこに、探していたトートバッグがちょこんと置いてあったではありませんか。やっぱり、ちゃんと持ってきてたのですね。それにしても、練習の荷物はバックシートにしか置かないのに、なんでこんなところにあるのでしょう。それがちょっと気にはなりますが、これでこの問題は解決しました。よかったですね。
 おそらく、年中そんなことで悩んでばかりいるようなお年寄りばかりのアマチュア・オーケストラを舞台にした小説が「オケ老人!」でしたね。映画にもなりました。その映画化にちなんでなのでしょうか、それの「スピンオフ」のような本が出ていたことに、この間東京へ行く前に寄った改札の中の本屋さんで気づかされました。
 今度は、クラシックからガラリと変わって「ヘビメタ」ですって。まあ、あの作者だったら面白いのではないかと、それを買って、往復の新幹線の中で読もうと思いました。読み始めたら、期待以上の面白さ、仙台に帰ってきた時には読み終えていましたね。同じ音楽でも、こちらは「ヘビメタ」のバンドが主人公、この作者はこういう方面にも詳しいようですね。というか、クラシックの演奏家でこんな「ヘビメタ」とか「プログレ」が好きな人って、結構いるんじゃないでしょうか。私も、それほど詳しくはありませんが、この本に出てくるような「ヘビメタ」のアーティストの名前は全部知ってますし、かなり馴染みの曲も登場するので、そういう意味での違和感は全くありませんでした。
 このお話は、4人組のバンドのそれぞれのメンバーの「普段の」姿を描いていくものです。かつては盛り上がっていた「ヘビメタ」も、今では人気は完全に落ちている、というのが大前提。ちょっとさびしいことですが、それは本当のことなのでしょう。ですから、そんな、今ではマイナーになってしまった音楽に熱中できる「中年」ということで、一抹の哀愁感がバックに流れていることになります。しかし、この作者は、メンバーの声を通して、まだまだ熱くなれるこの音楽の魅力を語っているようにも思えます。
 そんな彼らがたまたま関わったそれぞれの「事件」について、ちょっと謎めいた物語が始まります。最初のうちは、それだけのほんのりしたお話なのかな、と思っていると、やがてそれぞれのメンバーの話がきちんと関連性を持つようになってきます。そして、楽しいことには、「梅響」のメンバーまでもさりげなく登場して、物語の重要な役を担ったりしているのですね。
 それだけでも十分に面白い本だとは思いました。でも、この作者ならそれだけで終わるわけはない、とずっと思いながら読んでいくと、最後に来て、やはりとんでもないどんでん返しが待っていました。予想はしていても、これはあまりにハマりすぎで、涙さえ湧いてきましたよ。これも、今度はきちんとこのプロット通りに映画化されるといいな、と思いましたね。「5人組」のヘビメタ・バンドを、ぜひ実際に見てみたいものです。
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by jurassic_oyaji | 2016-11-30 21:50 | 禁断 | Comments(0)