おやぢの部屋2
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今度のニューフィルの定期もここです
 私はもうすっかり足が遠のいていますが、大学の合唱団のOBたちがこのところ活発に演奏会を開いているようです。その出演者からチケットをいただいていたので、行ってきました。今日は、北海道、仙台、東京、九州のそれぞれ国立大学の長い伝統を誇る男声合唱団のOBが集まったジョイント・コンサートです。会場の萩ホールのまわりには、出演者のお友達でしょうか、お年を召した人がひしめいています。いいお天気なので、みんな日陰に座って休んでいますね。そのうちに列が出来始めましたが、それは屋根のない炎天下に延びていったので、それに耐えられる人しか並びません。私も、そんなに長い時間ではないと思ったので並んでいましたが、結構きましたね。やっと開場になって中に入ったら、冷房がきいていたのでホッとしました。
 本当はバルコニーで聴きたかったのですが、あそこはあまりに目立ちすぎるので2階席を目指します。入ってみると、後ろ半分には出演者のような人たちが座っていました。その中に知り合いがたくさんいたので、まずはご挨拶、前半分はまだガラガラだったので、一番前に座ります。
 4つの団体は、それぞれ20分程度のステージをこなしていました。最初に出てきた団体の中に、杖を突きながら入場している人が2人ほどいたのにちょっと驚きました。そのうちの1人は椅子を用意してもらっていたようですね。でも、その方は初めのうちは椅子に座らずに、必死で立って歌おうとしていました。もう立っているのもままならないほどで、楽譜もめくれないほどですから、心配になってきますね。でも、考えてみればOBというのはこういう世代の方が中心になっているのですから、こういう方がいてもおかしくないはずです。あの「オケ老人」の世界ですね。大半はしっかりしている人のはずなのに、演奏も老人感が満載で、ちょっと聴いていてつらくなってしまいました。
 でも、次に歌った団体は、同じ年代のOBのはずなのに、全然違う前向きさがありました。テナーの声もよく出ていて、老人感は皆無です。それでも、歌っている曲では「時間をください」みたいな歌詞があって、なにか切実な思いまで伝わってきます。これには、圧倒されましたね。
 休憩後の団体は、コダーイの女声合唱のための曲を歌っていましたが、日本語の訳詞が付いていましたね。やはり、気持ちは分かりますがこれを男声、しかもかなりの高齢者が歌うのは、相当の違和感があります。ハーモニーはとてもきれいでしたけど。
 そして、最後が私の大学のOB合唱団。曲はタダタケの「富士山」です。それを、今回最大の人数(100人近く)で歌ったのですから、迫力はものすごいものがありました。このホールは低音がかなりブーストされますから、ベースの質感はとてつもないものです。トップテナーも、よく知っている安定感のある人の声がしっかり聴こえてきますから、安心して聴いていられます。まさに、大人数男声合唱ならではの魅力がフルで迫ってきます。もちろん、それだけで聴きごたえは十分なのですが、これだけの声が出ているのなら、もっと細かいところまできちんと仕上げれば、もっともっと素晴らしいものができるのでは、という残念感も、ちょっとは感じてしまいます。
 実は、2週間後に同じ会場で、やはりこのぐらいの人数の「富士山」を聴くことになっています。それはどんなものに仕上がっているのか、楽しみです。私の場合、この曲が合唱を再開してみようと思ったきっかけですからね。
 そして、最後出演者全員(250人だとか)による演奏です。最後の「箱根八里」だけピアノ伴奏が入りますが、その人が楽譜を落としてしまったのに、すぐに拾って何事もなかったように弾き始めたのが、すごかったですね。
 「富士山」の途中で、客席の赤ん坊が泣きだしました。その泣き声は曲が終わるまで聴こえ続けていました。これは絶対にあってはいけないこと、こういう時の母親がとるべき道は、速やかに赤ん坊を抱えてホールの外に出ること以外にはありえません。
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by jurassic_oyaji | 2017-06-11 22:01 | 禁断 | Comments(0)