おやぢの部屋2
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ファイナル・コンサート
 杜の都合奏団のラスト・コンサートが終わりました。マエストロに言わせれば、私は、この団体の創立の時に多大な尽力をした、ということになっていますから、まあ、感慨深いものはあります。いや、本当はそんなたいそうなものではなく、ただ誘われたから参加しただけなんですが、そのあとはCDを作ったりプログラム・ノーツを書いたり、確かにそういう意味での「尽力」はあったかもしれませんね。でも、基本的にここではニューフィルとはちょっと違った形で演奏に参加できたのは、とてもうれしかったですね。ある意味、自由なことをやらせてもらえたということでしょうか。まあ、私だけの感想ですけど、ここに参加したことで、技術的に間違いなくスキルがアップしたという実感はありますね。特に、音についてはかなり自信が持てるようになったのではないでしょうか。
 さまざまな事情で、管楽器のメンバーは毎回変わっていました。特にオーボエは、いつも別の人でしたね。そして、今回も、初めてご一緒する人だったのですが、この人が、私がこの団体やニューフィルで一緒に吹いてきたオーボエ奏者の誰とも違う、特別のオーラを持っていました。音もきれいだし、何より自分のピッチやフレージング、アクセントなどに自信をもって吹いている、というのがまざまざと伝わってくるのです。まるで真剣勝負を挑まれているような感じで、私としては圧倒されてその人に付けざるを得なくなっていました。それが、何回かやっているうちに、ちょっとした快感に変わってきたのですね。私が彼に付けようとすると、彼の方でもそれを受け止めてくれるような感触があるのです。本番あたりは、もうオーボエとフルートが一体化したような瞬間を何度も味わいました。こんなことは、私がオーケストラに入って初めての経験です。
 ただ、練習の間、直接話をしたことはまずありませんでした。私もそうですが、なんか他人を寄せ付けないような雰囲気があったんですよね。それが、本番の前に私が「よろしくお願いします」といったら、会釈をしてくれて、コンサートの最後には握手まで求めてきましたよ。打ち上げでも、彼はとっても饒舌でした。今までの印象とガラリと変わっていましたね。そして、こわごわと私と一緒に吹いたときの感想を聞いてみたら、「きっちり合わせてくれて、とても吹きやすかった」ですって。彼がもしかしたらそう感じていたのではないか、というのを、私は演奏している時にはっきり感じていましたから、それが単なる社交辞令でなかったことは明らかです。もしかしたら、全然口をきかなくても、演奏しているだけでお互いの気持ちが通じ合えてしまったのかもしれません。ちょっとこれは忘れられない体験になったかも。こんな経験が出来たのですから、ここは本当に素晴らしい団体でした。
 そんなことがあった今回のコンサート、お客さんは338人だったそうです。800人収容のホールですから少ないような気もしますが、殆どのお客さんは中央の通路から後に座っていましたから、ステージからだと弦楽器の陰になって前半分は見えないので、結構一杯入っているように見えましたね。
 実際はこんな感じ。
 私は、序曲の時は降り番だったので、写真を撮っていたのでした。入場の時は、こんな「サイトウ・キネン」スタイルです。
 これが全景、弦楽器は「ほぼ」16型の対向配置でした。
 この前、職場でのコンサートに出演された合唱団から、こんな豪華なお花が届いていました。

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by jurassic_oyaji | 2017-08-06 23:23 | 禁断 | Comments(0)