おやぢの部屋2
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食事の時間がありません
 私が今使っている楽器のケースは、フルートとピッコロを一緒に収納できるダブルケースです。オーケストラではピッコロを吹く機会が結構あるので、いつでも一緒に持って歩けるので重宝しています。ただ、これは前に使っていたムラマツで作ったケースなので、今のパウエルにはちょっとサイズが合わないところがありました。あちこちにフェルトを詰めて、補正をしています。それで、この間仙台で調整を受けた時に、パウエルには同じようなダブルケースがないか聞いてみたら、あるけれど、アメリカに注文しなければいけないというので、一応予約だけして待つことにしました。それが、ついこの間入荷したという連絡があったので、今度の日曜日に新宿のお店まで行って、見せてもらうことにしました。送ってもらって、もしサイズが合わなかったりしたら面倒ですからね。
 それで、せっかく行くのだから、まずはこの間混んでいて入れなかった上野のアルチンボルド展に、まず行ってみようと思っています。そして、なにか面白そうなコンサートはないかと調べてみたら、サントリーホールで戦中あたりの日本人作曲家の作品を、下野さんが指揮をする、というコンサートが見つかりました。3時からというので、これに行くことにしたのですが、ぴあでチケットを買おうと思ったら座席指定が出来ない設定だったので、チケットは当日券を買いましょう。ほとんど売れていないようでしたから大丈夫でしょう。
 そうしたら、同じ日の1時半から、今度のニューフィルの定期の指揮者の橘さんが指揮をするアマオケのコンサートが、ミューザ川崎で行われる、という情報が見つかりました。これも魅力がありますね。でも、いくらなんでも完全に時間がかぶってますし、そもそも川崎と六本木では遠すぎます。でも、川崎の方は前半だけということにすれば、もしかしたらサントリーには間に合わないまでも、1曲目を聴き逃すぐらいで間に合いそうな気がしてきました。川崎のプログラムは、前半が「フィガロ」序曲と、シューマンの「交響曲第4番」の「第1稿」なんですよ。こちらの稿だと、改訂稿よりも短いので、20分ちょっとで終わってしまいますから、そこでホールを出れば、川崎駅には2時半には間違いなく着きます。
 ですから、それをスタートにして、ルートを3パターンに絞ってサントリーホールまでのシミュレーションを行ってみました。
  1. 川崎→(JR東海道線)→東京→(JR中央線)→四ツ谷→(東京メトロ南北線)→六本木一丁目→(徒歩)→3時18分着
  2. 川崎→(JR東京上野ライン)→上野→(銀座線)→溜池山王→(徒歩)→3時25分着
  3. 川崎→(JR南武線)→武蔵小杉→(東急目黒線+東京メトロ南北線)→六本木一丁目→(徒歩)→3時23分着

 1時間かからないで、着いてしまうんですね。もうちょっと早く乗れれば、うまくすれば開演に間に合ってしまいますよ。
 これを調べていて、「東京上野ライン」というのが出来ていたのを、初めて知りました。湘南新宿ラインみたいに、東北線や高崎線が、そのまま東海道線につながっているんですね。ですから、まず上野から川崎までは乗り換えなしでたった25分で行くことが出来るんですって。凄いですね。
 あと、東京メトロの「南北線」というのも、やっと全貌が分かりました。こちらも最近全線開通したんですね。そういえば、白金台あたりの人がホームドアがすごいと驚いていたのをネットで見たことがありましたっけ。
 川崎の方のシューマンは、まだ第1稿をちゃんと聴いたことがなかったので、NMLで探して見たら、なんとサヴァリッシュの録音なんてのがありました。
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 あの時代の人が第1稿を録音していたなんてちょっと不思議に思いつつ、第1稿の楽譜を見ながら聴いていたら、それは普通の改訂稿でした。NMLでも、英語ではちゃんと「1851年改訂版」と書いてあるじゃないですか。
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これは日本のNMLのスタッフの凡ミスですね。もっと言えば、上のリストで「第1稿」のことを「原典版」と言っていますが、この程度のいい加減な知識しかない人が、こういう仕事を任されていることが全く信じられません。別のセクションでしょうが、CDの帯解説もデタラメだらけですしね。
by jurassic_oyaji | 2017-09-08 21:56 | 禁断 | Comments(0)