おやぢの部屋2
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ミュージカル映画メドレーもありました
 小田和正が毎年行っている「クリスマスの約束」の録画を、やっと見終わりました。放送されたのはもちろん去年の末ですが、その時にまず再生してみて、しばらくするとちょっと見続けるのが辛くなったので、年が変わってから改めて残りを見た、ということですね。
 なぜ「辛くなった」かと言うと、とても贅沢な悩みですが、彼の率いるミュージシャンが奏でるハーモニーが、あまりに素晴らしすぎたからです。なにしろ、小田さんのコーラスのセンスといったらまるで魔法のようで、どんな人と一緒に歌ってもきっちりとハモるツボがおさえられているんですね。それに加えてギターもピアノもとても上手で、絶対間違えたりしません。まあ、当たり前のことなのでしょうが、これが70歳を迎えた人のやることか、と、ちょっと腹が立ってきましたね。というか、信じられない思い。同じ世代のミュージシャンでやはり同じように頑張っている人はいますが、その人たちはどれももう聴いていられないほど声も演奏も見る影もなく「劣化」しています。ところが、小田さんはまったく変わっていませんからね。つまり、私が小田さんと同じ年になった時に、今と同じ演奏面でのクオリティを保てるのか自信がなくなってきたのですよ。
 それは去年のこと、年が変わって、なんと今日が誕生日となってしまいました。そうすると、何の根拠もないのに、その頃まで今のフルートの腕を保てるのではないかという自信が湧いてきたのですよ。声の方はもうずっと前にどうしようもなく「劣化」していることを自覚していますから、絶対に小田さんには勝てませんが、フルートだったら(確か、小田さんはフルートも吹けるはず)勝てるのではないかという気がしてきたのですね。
 それで、改めて録画を見る気になって、今度は少し冷静に見てみました。そうすると、やっぱり凄いな、という思いは変わりませんが、今度は確かに勇気づけられるところをたくさん見つけることが出来ました。この分だと、80歳ぐらいになってもまだ若い人を相手にハモりあっているのではないか、とさえ思えてきますね。同じ世代として、ぜひ頑張ってほしいものです。
 いつも感じるのですが、このコンサートのためのリハーサルは、とても時間がかかっているようですね。こういう、普段は一緒にやっていないゲストと歌う時には、どうしてもそれぞれの歌い方のクセが出て、ピッタリと合うことはまずないのですが、小田さんの場合は、おそらくフレージングとかシンコペーションの入れ方などを、完全に相手と合うまで繰り返し練習しているのではないか、という気がします。そしてそれを本番できっちりとできるまで覚えるのでしょうから、やはりすごいですね。
 この番組は毎年会場が別のところになっているようですね。最初に、まわりの知り合いが出るということで見た時には舞浜のシルク・ド・ソレイユの跡地でしたが、今回は、後ろにも客席があったので、同じようなアリーナ型のホールなのかな、と思いました。かなり広くて、おそらく1000人以上は入っている感じでしたね。調べてみたら、これは「千葉ポートアリーナ」というところでした。
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 確かに「アリーナ」、もろ体育館でしたね。こんなところがあれだけのセットで見違えるように素敵なホールに変わっていたのですね。
 ということで、誕生日なのでFacebookには恒例のメッセージが寄せられるようになっていました。今年も、たくさんの暖かいメッセージをありがとうございました。私は、正直こういうことをやるのが恥ずかしくてしょうがないので、他の人にはあまり送ってはいないのですが、やはりいただくのはうれしいので、これからは極力送るようにしましょうね。
by jurassic_oyaji | 2018-01-21 21:20 | 禁断 | Comments(0)