おやぢの部屋2
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Il linguaggio dei fiori
 「ロッセリーニ」という人が作った「花言葉」というオペラ、知ってますか?「ロッシーニ」じゃありませんよ。そんな珍しいものを仙台オペラ協会が上演するというのですが、それのプレイベントがあったので、行ってきました。確か去年までは指揮者の末廣誠さんがご自身で解説をしながら演奏(ピアノ伴奏)するということをやっていました。「禁断」でも取り上げたので、ご記憶の方もいらっしゃることでしょう。今年からこの団体の音楽監督(芸術監督?)が別の人に代わったので、どういう形になるのだろうと思っていたら、お話はあの佐藤淳一さんがなさっていました。指揮者は、本番の星出さんではなく、副指揮の渡辺修身さんです。
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 その淳一さんが、開口一番「こんなオペラも作曲家も知りませんでした」とおっしゃっていたので、少し安心、CDにすらなっていない(1種類あるそうですが、ほとんど入手不可能だとか)曲ですから、私が知らなかったのは恥ずかしくもなんともなかったのですね。お話の内容は、淳一さんや、その場の出演者のお話でとても良く理解できました。ロルカの戯曲が原作、何ともシリアスなお話ですが、これは「ヴェリズモ」としては格好の題材ではないでしょうか。そう、初演が1963年と、時代的にはほとんど「現代」といって構わない作品ですが、その音楽はまさにプッチーニあたりから綿々と続いたそんな様式のイタリアオペラを彷彿とさせられるようなものでした。甘く美しいメロディを身上としているのは、このレンツォ・ロッセリーニという人は、イタリア映画界の巨匠ロベルト・ロッセリーニの弟で、兄のために多くの映画のスコアをものにしたということと、無関係ではないのでしょう。まさに、ニーノ・ロータや、エンニオ・モリコーネが、その映画音楽のテイストのままオペラを書いたら、こんな風になるのではという感じです。
 現実には、この2人は「クラシック」では全く別の作風を示しています。ところが、そのような「現代」作曲家に例外なく認められる建て前と本音の使い分けが、幸運なことにこのロッセリーニの場合には当てはまらなかったようです。そこからは、作曲年代からはとても信じられないような、純粋培養された「イタリアオペラ」の世界が広がっていました。そして、ほんの少しフランス風の味わいを加えたあたりが、彼のアイデンティティだったのかもしれません。
 このオペラ、数年前に新国立劇場で上演されたことがあったそうです。しかし、その時には縮小されたオーケストラが使われていました。ですから、今回はフルオーケストラでの「日本初演」ということになります。ピアノ伴奏でも十分うかがえたその甘美なサウンドは、オーケストラによってどれほどの輝きを聴かせてくれるのでしょうか。本当に楽しみです(って、まだチケットは買ってませんが)。
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 帰り道に、スーパーで見つけたのが、こんな「東北夏祭り」バージョンのプリッツです。全部のお祭りがある中の、これが「仙台七夕」編、でも、吹き流しはともかく、こんな、「纏」みたいな、人が持って練り歩くような飾りは、私は見たことがありません。おそらくこれは、多くの心ある市民が「七夕」とは認めてはいないパレードかなにかで登場するものなのでしょう。味は「ずんだ味」、これはなかなかですがね。少なくとも「うに」よりはずっとまともです。
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by jurassic_oyaji | 2006-07-23 22:57 | 禁断 | Comments(0)