おやぢの部屋2
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Oboe Concerto in C
 最近気が付いたのですが、「のだめ」の公式サイトに行くとちゃんと使用曲目のリストが載っているのですね。もちろんタイトルだけですから、誰の演奏かはわかりませんが。で、その中にしっかり「服部隆之」などというこのドラマの音楽担当者の名前も見られるのですよ。つまり、前回書いたような「ドラマのためのオリジナル曲」はやっぱり存在していたのです。前回はそれがかなり耳に付いたので分かっただけで、そのリストによるとすでに第1回目から「オリジナル曲」は使われていたのですね。そのリストを参考にして前の分を見直してみると、確かにありましたね。「元気な学生」とかが。最初に見たときはこんな曲、全く気づきませんでしたよ。それは、いかにその「劇伴」が映像に馴染んでいたか、という証なのでしょう。
 ということは、別に誰が言ったことでもなかったのかも知れませんが、「全てのBGMはクラシックを使う」というのはデマだったことになりますね。ガセビアだと。そう言えば、確かに「なんだったかな~」と悩んでしまった曲もあったことを思い出しました。そうです。分からない曲は全て「オリジナル」で片づけてしまえば、めでたく解決するのですよ。でも、なんだかちょっとがっかりしてしまいました。所詮はただのドラマだったのか、と。
 今回はシベリウス関係が新機軸でしたでしょうか。「フィンランディア」の頭の一発だけというのも、もしかしたらかなりマニアックなことなのかも知れません。「カレリアのマーチ」あたりは「オリジナル」と言って逃げることも出来そう、微妙なところです。
 黒木クンは、期待通りでした。いやぁ、完全になりきっていましたね。リードを触ったりするようなほんのちょっとした仕草がまさにオーボイストそのもの、ブレスでリードを口から離すときの呼吸の感じも、真に迫っています。コーチ(小池さん?)も優秀なのでしょうが、これは福士さんの努力のたまものでもあるのでしょうね。前作でのピアニスト役の時も、彼はビデオを見まくってその「振り」をマスターしたと言いますし、なんでも、その演技の姿を見てピアニストになろうと決心した視聴者がいたというぐらいですから、ツボを押さえてなりきるための修練はハンパではないと見ました。ピアノと違って「腕だけ」のスタンド・インは使えませんから、運指などもかなり練習したのでしょうね。素人目には限りなく本物に近い運指に見えました。実際にリードを削る現場が出てくるなどということも、日本のドラマ史上初めてのことではないでしょうか。ほんと、普通に生活をしていれば、オーボエのリードを削っているところを見る機会などは一生訪れないはず、それを全人口の19%の人が体験してしまったのですから、これはすごいことですよ。
 「いぶし銀」だったものが「ピンク」になるというのも、演技だけでなく実際に「音」でかなりあらわしていましたね。といっても演奏そのものは変わりなく、イコライジングやエコーの付け方のほんのちょっとした違いなのでしょうが、それが演技と結びついて、確かに「ピンクのモーツァルト」が聞こえてきましたよ。大昔、単行本が出たときに書いたことですが、これって松田聖子ですよね。
 忘れるところでした。千秋が使うブラームスの1番のスコアは「ヘンレ版」なのですね。そんなものが自宅の本棚に入っているのが、すごい。
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by jurassic_oyaji | 2006-11-27 23:12 | 禁断 | Comments(0)