おやぢの部屋2
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Chor Aoba
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 来年3月の演奏会のチラシとチケットが出来上がりました。こんなに早く売り出すなんて、オケでは考えられません。これは毎年東京オペラシティのコンサートホールで開催している私の大学のOB合唱団の演奏会なのです。毎回この大きなホールを満席にするという勢いのあるコンサートですから、チケットの売り出しもこんなに早くからとなっています。
 私は去年から参加していますが、仙台と東京という地理的なハンディキャップにもかかわらず、出来るだけ練習には参加して、最終的には全曲暗譜で歌えたという、まさに久しぶりの完全燃焼に近いものを味わえました。もちろん、「歌を歌う」などというのは今となっては完全に生活の外にあるものでしたから、コンディションの調整には完全に失敗、本番では風邪をひいてしまってろくに声も出せなかったのですがね。今年は、そのあたりは気をつけて、本番に臨みたいと思っているのですが、どうなることでしょう。
 このコンサート、最大の魅力は、OBだからといって「昔を懐かしむ」というような後ろ向きの姿勢が一切ないということです。常に新しいことに挑戦しようというパワーは、もしかしたら現役の大学生よりも強いものがあるかもしれません。その現れが曲目です。男声だけのステージでは一応「オーソドックス」な定番をやっているのですが、その中に間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」などという、言ってみれば「前衛的」な作品が交ざっているのに、ご注目下さい。今の合唱シーンでもその「新しさ」は決して失われていない曲です。ですから、技術的にははっきり言って高すぎるハードルがあるのは事実、しかしそれに果敢に挑戦する「元青年」の姿は、感動的ですよ。
 そして、何よりも今回私が楽しみにしているのが、このコンサートのために委嘱された新しい合唱組曲の、それこそ「世界初演」です。これは、絵本作家の安野光雅さんの歌詞に、森ミドリさんが曲を付けたもの、実は前回のコンサートで2曲演奏していたものを、さらに膨らませて7曲からなる「組曲」に構成したものなのです。安野さんの持つ包容力のある世界観を、森さんの親しみやすい音楽で曲としたもの、さっきの「コンポジション」とは逆のベクトルで、合唱の可能性を追求したものと考えていいのではないでしょうか。この曲は、この先間違いなく世の合唱団のレパートリーとして定着することでしょう。それが生まれる現場に居合わせ、それが初めてお客さんの前で音となる瞬間も演奏者として体験できるというのは、何にも替えがたい経験です。
 最終ステージは、お馴染み小原孝さんのピアノとのコラボステージです。コンサート全体のコンセプトが「時を超えて」というものですが、それに沿った過去、現在、そして未来まで見据えたメッセージが、確実に発信できるものと信じています。
 毎年、チケットの争奪戦はかなり熾烈なものがあります。逆にチケットノルマなどは一切ないというありがたい面もありますが、「身内」でないとなかなか入手できないというのは、ちょっと残念な気がします。今でしたら、まだ余裕がありますから、本当に聴いてみたいと思われる方は、連絡を下さればご都合できると思いますよ(と言ってもせいぜい2、3枚でしょうが)。
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by jurassic_oyaji | 2006-12-19 23:16 | 禁断 | Comments(0)