おやぢの部屋2
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Nodame Cantabile #17
 「のだめカンタービレ」の最新刊、17巻の発売日はきのうでしたから、さっそく買ってきました。平積みなどという生やさしいものではなく、専用のワゴンを出して、そこにこれだけを山積みという、ものすごい露出、いまだ人気は決して衰えていないことがうかがえます。なにしろここではアニメは見れませんから(ビデオを送ってくれるような人もいませんし・・・)、ドラマが終わってしまったらそれでブームが去ってしまったような気になっていたところでしたが、決してそんなことはなかったのですね。
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 今回の表紙はチューバです。楽器のアングルが裏側からということで、なかなか複雑な構造が見て取れます。ただ、なにか、いつもオケの中で見ている楽器との違和感がつきまといます。そのわけは、中を開いてすぐ、4ページ目で明らかになりました。マルレ・オケでの千秋の常任就任コンサートでのメインプロ、ニールセンの交響曲第4番が始まった瞬間にアップで登場したのはまさにチューバ奏者、その楽器のベルは、奏者の顔の左側にありました。チューバと言えば、こういう構え方をするのが良く見慣れているスタイルなのですが、表紙でのだめが構えている楽器だと、ベルが顔の右側に来てしまうのですね。そういえば、ピストンも上に付いていますね。なんか、ブラスバンドでこんな楽器を使っているような気がしないでもありません。そこで、調べてみたら、チューバには楽器によって2通りの構え方があることが分かりました。のだめの楽器は「トップアクション」と言って、右手を楽器の後から通して、ピストンを上から押さえるタイプ、これだとベルが顔の右に来ます。もう一つのタイプが「フロントアクション」というもの。これは右手を楽器の前に出して、ピストンを前後に動かすというものです。ピストンではなくロータリー式の楽器でも、同じ構え方になります。いやぁ、「のだめ」のおかげで一つ知識が増えました。
 このマルレ・オケ、オーディションで入ってきたファゴット奏者が「バソン」を吹いている人。オケの中でもしっかり「バソン」を貫きます。そのために1番がファゴット、2番がバソンという情景が、しっかり描かれています。ほんの豆粒ほどのトゥッティのシーン(14ページ)でも、その2番の楽器が「バソン」であることがはっきり分かります。ほんと、こんなマニアックなことをやっているマンガなんて、絶対今まではなかったはずです。その人の影響で、昔はバソンを吹いていた1番奏者もバソンに持ち替え、次の演奏会では2人並んでバソンになるというシーンが見られます。いよいよ「フランス風」の音を目指すことになるのですね。
 ところが、7ページに登場するクラリネット奏者は、そんな風潮に逆らうかのように「ドイツ風」のエーラー管を使っているのがアップで紹介されています。これは一体どうしたことなのでしょう。
 次の演奏会のメインはベートーヴェンの4番、これに呼応するように、タイトルページにはそのスコアが印刷されています。序奏の最後の部分でしょうね。スコアの一番上の段、フルートの部分を見てみるとそこには1つのパートしか書かれてはいませんよね。そう、この曲の木管はフルートだけ1本、他は2本という変わった編成なのですよ。ところが、95ページを見ると、フルート奏者は2人います。ファゴット奏者は2人しかいませんから「倍管」はあり得ません。ここは千秋が「真っ白」になってしまう瞬間、これは多分目の錯覚なのでしょう。
 このオケの客演指揮者が「アーロン・ネビル」ですって。もうちょっと誰も知らないマシな名前はなかったのでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2007-02-14 20:39 | 禁断 | Comments(1)
Commented by 越中介 at 2007-03-10 11:02 x
>そんな風潮に逆らうかのように「ドイツ風」のエーラー管を使っているのがアップで紹介されています。

それを行ったら、金管のホルンとチューバもドイツ式ですよ。
両方ともフランス式が非常に珍しいイですが