おやぢの部屋2
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Pilgrimage to Tsuwano 2
 なんせ大人数ですから、着替えも大変です。大半の人は美術館のすぐそばにある旅館に泊まったので、男声はそこで着替えて、ステージ衣装で歩いてきます。我々ペンション組と女声は、美術館の中で着替えます。男声にはなんと「館長室」が用意されていました。その広い部屋の中にはもちろん安野さんの本なども置いてありますが、何より目を引いたのが、この「つわのいろは」のオリジナルです。
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 いろは48文字を全て1度だけ使ってつくられた「いろはうた」、安野さんはその中に故郷津和野を見事に歌い込んでいます。この歌が、何と言っても今回のプロジェクトの出発点、感慨もひとしおです。ここに出てくる「しろあと」は、今でも山の上に残っている「城跡」のことですが、「この歌を城跡で歌ってみたいね」と誰かが言ったために、津和野でのコンサートが実現しました。実際に城跡で歌うのは無理ですから、せめて城跡へ向かって、というのが、前回の小学校の校庭でのパフォーマンスだったわけです。
 着替えが終わって、実際に「城跡コンサート」が行われる美術館のエントランスへ行ってみると、開場のセッティングはすっかり出来上がっていました。壁一面に描かれた巨大な「魔法陣」をバックに歌うというプランです。ただ、問題は合唱団が乗るための山台です。場所が狭いものですから、そこには写真屋さんが集合写真を撮る時に使う、ちょっと狭くて乗るのにはおっかないスタンドが用意されていたのです。かなり段差のあるものですから、女声がドレスの裾を引っかけたりしないように、立ち方のリハーサルです。本当は全員が並んでみて、一度でも声を出してみれば良かったのでしょうが、そんな時間はありませんでした。
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 本番前に待機している場所は、「展示室」です。さっきまでは美術館を訪れた人たちが最も神経を集中して展示物に見入っていたであろう、メインの部屋の中を、今は自由に歩き回って、そこの安野さんの原画を心ゆくまで見る事が出来るのですよ。そこにあったのは最近「改訂版」が出たばかりの「旅の絵本2」の原画、印刷された本も従来版と改訂版の両方が置いてありますから、それぞれを比べて見る事も出来ます。確かに今回のものは印刷の精度は上がっていますが、色合いなどは原画と比べてしまうといまいちというのが良く分かります。これはもう印刷技術の限界なのでしょうね。
 私の「安野マニア」ぶりはもはやメンバーの中に浸透していますから、原画を前にしながら色々聞いてくる人もいます。「聖地」のまっただ中に今自分がいるのだというだけで舞い上がっているというのに、そんな風に頼りにされるなんて、つくづく長年のファンであった幸せを噛みしめる私でした。
 いよいよ演奏の始まり、不謹慎だとは思いましたが、一応デジカメをポケットに忍ばせて山台に立ちます。機会があれば客席の様子を撮ってみようという「編集長」精神です。しかし、そんな心配は無用、曲が始まる前に森さんがMCをやっていると、安野さんも立ち上がって話を始めたり、とても和んだ雰囲気でしたから、写真を撮ってもなんの邪魔にもなりませんでした。こんな風に、エントランスは150人程のお客さんでいっぱいになっていました。
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by jurassic_oyaji | 2007-03-19 19:56 | 禁断 | Comments(0)