おやぢの部屋2
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The Merchant of Venice
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 ちょっと前の映画、「ヴェニスの商人」をやっと見ることが出来ました。仙台で公開された時にはフォーラムだけでやっていたのでついに見に行く機会を逃してしまったもの、それがやっとWOWOWで放送されるようになっていました。それも、最初に放送した時は裏番組があってみられなかったという、なかなか私との相性がよくないものでした。今回も、放送されたのはWOWOWの3つあるチャンネル(あ、もちろんデジタルです)のうちの、普通の番組表には載っていないWOWOW2でしたから、うっかりしていたら見逃すところでした。
 評判通り、なかなか素敵な映画でしたね。セット(ロケもありますが)や衣装がとても手がかかっていて、それを見ているだけでなんか重厚な気分が伝わってきます。そして、それを助けていたのが音楽。16世紀あたりの様式を、その当時の楽器を使ったりして上手に取り入れていたもの、それでいて、現代的な処理も施してあるという、なかなかクレバーなもので、すっかり気に入ってしまいました。その中でカウンターテナーのソロが出てくるので、歌っているのがだれか知りたくて、エンドロールをポーズで見てみたら、何となく「アンドレアス・ショル」と読めます。そしてもう一人、女声のソロでなかなか気持ちのよい歌が聞こえてきました。これは本編の中では使われなかった曲のよう、それがだれかも知りたかったのですが、こちらは到底無理でした。かなり小さな字だと、テレビの画面では読めなくなることもあるのですよね。ハイビジョンでしたらちゃんと読めるのでしょうがこれは1チャンネルしか使わない普通のフォーマットですから無理。そもそも、いくらハイビジョンで放送しても、うちのモニターではNTSCに変換されていますから、なんの意味もないわけでした。
 その声が気になったのと、音楽ももう一度聴いてみたかったので、サントラ盤を買ってしまいました。それはあしたの「おやぢ」のネタにもなっていますが、その結果分かったのは、その声の主は「ヘイリー」だということでした。なあんだ、という感じですが。
 映画の方は、やはりアル・パチーノのシャイロックが深みのある味を出していました。特に、娘が逃げ出したことを嘆くシーンが圧巻、これを見て、なんだか「リゴレット」を連想してしまいました。細かい設定は異なりますが、気持ち的には全く同じ状況なのでしょうからね。
 もう一人気になったのが、ポーシャ役のリン・コリンズです。というか、実は最初に出てきた時には眉が薄いメークだったので、なんか不気味な感じで決して美しいとは思いませんでした。なんで、こんな人のところに競って求婚者があらわれるのだ、と。それが、男装して裁判のシーンに現れた途端、全く別の魅力を振りまくようになっていたのです。この人、前に見た「イルマーレ」にも出演していたそうですが、全く記憶に残っていません。
 しかし、久しぶりにシェークスピアを見てみると、そのセリフのくささには驚かされます。これは一つのお約束、なんたって「古典」ですからね。そういえば、井上ひさしの芝居(小説でも)に、こんな「くささ」があったことに、今気がつきました。
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by jurassic_oyaji | 2007-06-07 20:34 | 禁断 | Comments(0)