おやぢの部屋2
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エアコン
 「エア・ギター」というのは、もはや一般名詞としての地位を確立しています。とは言っても、私がこの言葉を知ったのはそれほど前のことではありませんが。あちこちのブログなどに見かけるようになった時には、正直イメージはわきませんでした。空気で膨らませた、風船のようなギターかな、とかね。そのうちに、これは実際にギターを弾かないで、格好だけを真似るだけだと分かるようになってきました。しかし、その時点でも、楽器だけは持っても、アンプには通さないで音を出さずに演奏するものだと思っていましたから、まだまだ正しいイメージにはほど遠かったわけです。
 いずれにしても、今では殆ど「演芸」のノリで多くのファンを集めているようですね。「世界大会」などと言う、まさに「国際コンクール」で日本人が優勝したというような、誇らしいニュースも伝わってきましたし。
 そんな、ある種のブームに乗ったのか、最近では「エア・コンダクター」という言葉も見かけるようになってきました。まあ、クラシック・ファンであれば一度は経験したことのある「指揮のものまね」を「芸」として昇華させたものととらえることが出来るのでしょう。
 実は、これに関してはだいぶ前に仙台のDJ「本間ちゃん」が、ラジオでコメントしていたことがありました。殆ど冗談といった口調で「『エア・ギター』っつーのがあんだこって、『エア・コンダクター』もいいんでねが?」といった感じ、まあ、あんまりまともなものですから、本当にそんなものはあるわけがない、という口調でしたね。
 しかし、そんな冗談が、実際にコンクールという形で実現しようとしているのですから、すごいものですね。しかし、募集要項にもある「優勝しても有名指揮者への弟子入りや、指揮の仕事はございません」というコメントは、もちろん完璧にシャレには違いないのですが、もしかしたらくそ真面目なクラシック・ファンへ向けてのマジな「注意」と受け取れることだって出来てしまうというところが、笑えます。
 ところで、先週の定期演奏会のDVDが、いつものようなとても早い仕事ぶりで一部では入手できるようになっています。さっそく見てみると、やはり指揮者の茂木さんのキャラクターが、しっかり現れていることが良く分かります。最初に入場してくる時なども、いかにもやる気満々という華々しさがありました。在りし日の山本直純のような雰囲気が、そこはかとなく漂っていうように見えたのは、気のせいでしょうか。
 このDVDには、余白に演奏以外のバックステージや打ち上げの模様が収録されています。そこに、開演直前の茂木さんの姿が写っているのですが、ウォーミング・アップでしょうか、誰もいない空間へ向かって真剣に指揮をしている姿は、まさに「エア・コンダクター」そのものではありませんか。
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by jurassic_oyaji | 2007-11-05 20:19 | 禁断 | Comments(0)