おやぢの部屋2
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ローマの謝肉祭
 夕べ、時間があったのでたまったビデオを見てしまおうと選んだのが、つい最近放送されたパリ管です。曲目が「火の鳥」とかラヴェルとか面白そうでしたし。ところが、演奏よりもなによりも、まずその団員の服装にびっくりしてしまいました。遠目には燕尾ではなかったので、マチネーでタキシードかな、と思ったら、ボウタイみたいのをしてます。しかし、襟のあたりはなんだか詰め襟みたいになっています。
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 どうやら、これはパリ管の制服のようですね。サイトなどで最近の写真を見てみてもきちんと燕尾を着ていますから、これは最近着るようになったものなのでしょうか。うん、さすがはフランスのオーケストラです。とは言っても、実はこのオーケストラ、創設(というか、改組)されたときにすでに「制服」を作っていたのですよね。アンドレ・マルローの肝いりで、「パリ音楽院管弦楽団」を母体にして新しいオーケストラが出来たときに、ピエール・カルダンがそれまでのオケとはひと味違う味を出そうとデザインしたものでした。しかし、実際にはこの制服はそれまでの燕尾と大して変わったところはなく、ネクタイやカマーバンドにちょっと凝ってみた、ぐらいの違いしかなかったような気がしますがね。
 いつの間にか、このカルダン・スーツは着ないようになっていたのでしょうか。最近ではごく普通の白いネクタイの燕尾という、どこのオケでも採用している「制服」に変わっていたようです。確かに、オーケストラの団員というのは(もちろん男性だけですが)どこでも同じ服装をしていますが、これにはエキストラで行き来するのに都合が良いという事情もあるようですね。ウィーン・フィルの団員がベルリン・フィルにトラで乗る(そういうことは良くあります)時に、同じ制服でしたら自分の服をそのまま使えますから。
 パリ管がこんな、かなりユニークなデザインの制服を決めたのには、どんな事情があったのかは分かりませんが、まずはかなりの英断であったことは間違いないでしょう。とりあえず、似合う人はいいかもしれませんが、こういうものを着ると必ずしも風貌と一致しない人が出てくるのは覚悟しなければいけません。
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 打楽器の人などは、なんだか牧師さんのように見えません?桜井センリが「寅さん」にこんな格好で牧師さんの役で出てきたことがありましたよね。ホルンの向かって左の人などは、完璧に顔が衣装に負けていますし。
 この映像には、もう一つおまけがありました。「マ・メール・ロワ」で楽譜通りキーボード・グロッケンシュピールを使っていたのです。これをテレビで見たのは初めてのことでした。
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 演奏は、最後の「ボレロ」で、指揮のエッシェンバッハが直立不動で指揮をしていたのが、印象的でした。人をアゴで使っていた、という感じでしょうか。
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by jurassic_oyaji | 2007-11-19 21:14 | 禁断 | Comments(0)