おとといの「のだめ」第1話の最後のあたりで聞こえてきた「私のお父さん」、えらくヒーリングっぽい歌い方でしたが、なんか声の感じがサラ・ブライトマンに良く似ていましたね。本当はどうだったんでしょう。ヘイリーだったりして。
というわけで、第2話です。原作とは微妙に設定や順序が違っていて戸惑いますが、基本的に「ドラマ的」な展開を重視した結果なのでしょう。「上海デビュー」が「東京デビュー」となっていましたが、実はあそこは「東京」ではなく「川崎」でしたね。ホールの入り口の映像がでてきた時点で分かりました。と言っても、私が行ったことがあるのはそこまで(その向かいのリハーサル室で練習をしました)、実際にホールの中に入ったことはありませんが。
もう一つ、どうでもいい突っ込みは、のだめの教会での初リサイタルのシーン、いくらなんでもあのピアノはないでしょう。あんな、お城を1軒持っているような人が用意した楽器がコンパクトグランドだなんて。原作ではしっかりフルコンが使われていましたし、フレームの感じからおそらくスタインウェイ、ヤマハではなかったような(これは、諸般の事情で仕方がありませんが)。教会と言えば、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は「ミサ曲」ではありません。
実は、だいぶ前から「ヴィエラ」とか「シュトレーゼマン」という人の名前は、アルファベットではどのように表記されるのか気になっていました。なんせ第2巻の巻頭にある紹介では「Sebas
utiano Viera」と「Franz Fon Shutorezeman」ですからね。なぜかFranzだけがちゃんとしたスペルなのが笑えます(最近の巻では日本語しか書いてありません)。そこで、
例の「英語版」と「バイリンガル版」を見ることになります。その結果、ミルヒの場合はめでたく「Franz von Stresemann」だと分かりましたが、問題はヴィエラ先生。
左が原作、右の上が「バイリンガル」、右の下が「英語」です。微妙に異なっていますね。おそらく、日本で監修した「バイリンガル」の方が正しい表記なのでしょうね。それが証明されるのが、第2話で千秋が携帯番号のメモを渡されるシーン。そこにはしっかりジャンの字で「Sebastiano Vieira」と書かれていましたからね。
ところが、です。第1話の最初に出てくるその先生の指揮するコンサートでホールの前に掲げられていたポスターを見ると、そこには「Sebastiano Viella」とありますよ。いいのかなあ、こんなんで。